ADHD疑いの少年が退学言い渡され… 「フルネーム書けなくなった」と母親が市を非難

ADHDの子供は傷つきやすい傾向があり、ただ叱るだけでは逆効果だという。

2022/10/04 20:00



■やっと認められた検査

ADHDは2~7歳の頃に症状が目立ち始めるが、検査を受けられるのは7歳以降が一般的とされている。

ケイリーさんは、ニコラスくんにADHDという診断が出れば、特別な支援を受けられる学校に通ったり、教育方針の計画を立てやすくなると考え、保育園に通っている時から検査を訴えてきた。学校に通えない状態が10週間も続いた今、やっとニコラスくんの検査が認められたそうだ。


関連記事:SNSの嫌がらせが原因で15歳少年が自殺 新型コロナワクチン未接種と噂され…

■動きのない市議会を非難

市議会は、ニコラスくんが通える特別学級を準備すると告げたが、依然として動きが見られないという。

ケイリーさんは、「1日中議会に電話しているのに、誰からも返事がない」「学校で学ぶことができないせいで、息子はフルネームの書き方も忘れてしまった」と市議会を非難している。

さまざまな特徴を持つ子供たちが、安心して学ぶ環境を提供することは市政の重要な役目だろう。

・合わせて読みたい→14歳少年が失恋を苦に自殺 交際中と思った少女の「ただの友達」発言に傷つき

(文/Sirabee 編集部・Sirabee編集部

小学校イギリス保育園翻訳記事
シェア ツイート 送る アプリで読む

編集部おすすめ


人気記事ランキング