ADHD疑いの少年が退学言い渡され… 「フルネーム書けなくなった」と母親が市を非難
ADHDの子供は傷つきやすい傾向があり、ただ叱るだけでは逆効果だという。
■やっと認められた検査
ADHDは2~7歳の頃に症状が目立ち始めるが、検査を受けられるのは7歳以降が一般的とされている。
ケイリーさんは、ニコラスくんにADHDという診断が出れば、特別な支援を受けられる学校に通ったり、教育方針の計画を立てやすくなると考え、保育園に通っている時から検査を訴えてきた。学校に通えない状態が10週間も続いた今、やっとニコラスくんの検査が認められたそうだ。
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■動きのない市議会を非難
市議会は、ニコラスくんが通える特別学級を準備すると告げたが、依然として動きが見られないという。
ケイリーさんは、「1日中議会に電話しているのに、誰からも返事がない」「学校で学ぶことができないせいで、息子はフルネームの書き方も忘れてしまった」と市議会を非難している。
さまざまな特徴を持つ子供たちが、安心して学ぶ環境を提供することは市政の重要な役目だろう。
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(文/Sirabee 編集部・Sirabee編集部)