ユニクロを中学校の「制服」に導入で… ”あの悩み”が解決されると好評
昨年、ユニクロを制服に導入した三重県の中学校。1年経っての反響を聞くと…。
■「あの悩み」を解決
教育委員会からユニクロに声をかけたが、苦労も多かったようで…。「当初、ユニクロ側は『3年間着られる耐久性はあるか』と悩んでいました。また、デザインを学校の先生に見てもらったところ、大人びていて制服よりリクルート向けという印象でした。ただ、ズボンは使えるという話になり、令和3年度から業者を指定した正式の制服上下と、ユニクロのズボンを準制服の普段着として指定し、履くことを認めております。中に着るカッターシャツは、もともと襟付きの白いものであれば業者は指定していなかったので、ポロシャツ等も着用可能です」(鳥羽市教育委員会)。
かくして、生徒達は式典など特別な日を除いて「準制服」としてユニクロの商品を着られるようになった。「ユニクロ制服」は中学生の子を持つ親なら苦労する「あの問題」も解決したという。
「以前の制服は高いもので1万5,000円、安くても8,000円でしたが、ユニクロのズボンは2,900円で買うことができます。中学生は身体が大きくなる時期なので、3年間で何回か買い換えなければなりません。夏服冬服もあるのでその度に1万円近く払わなければならなかったのですが、今はその3分の1で買うことができます」(前出・鳥羽市教育委員会)。
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■「買い換えやすい」と好評
ズボンがユニクロでも可となったのは大きい。記者も中学生の頃、上着よりもズボンを買い換えることが多かったからだ。
記者の場合、成長期であることに加え、教室で友達とサッカーをしたり、鬼ごっこなどアクティブに行動しすぎたため、ズボンを破いてしまうことがあった。鳥羽市の中学生達はそんな「破天荒」な生活をしていないことを願うが、リーズナブルな価格で買い換えられるのはありがたい。
実際、導入から1年経っての反響も大きいようだ。「男子生徒はほぼ全員がユニクロのズボンを持っているそうです。保護者の方からは『履きやすい』『買い換えやすい』など好評の声をいただいています」(前出・鳥羽市教育委員会)。
今は身近なものの値段が上がり、何かと懐が痛くなるご時世。リーズナブルなユニクロの商品を制服に使う学校が増えれば、家計にも優しくなるかもしれない。
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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)