北朝鮮が1週間で4回もミサイル発射 撃ち続けるその「意図」は何か?
北朝鮮がここ数日の間でミサイルを連射している。背景には近年金正恩氏が抱える政治的不満があるようで…。
■金正恩氏の苛立ちが原因?
しかも、今年になってウクライナ問題が浮上したことで、今日バイデン政権は中国ロシアで精一杯な状況となり、北朝鮮は事実上蚊帳の外になってきた。
北朝鮮は長年米国との国交正常化を狙っており、ミサイル発射や核実験を繰り返しては米国からの譲歩を見出そうとしてきた。何も進展がなくて2年、今回のミサイルも金正恩(キム・ジョンウン)氏のバイデン政権への苛立ちとみていい。
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■韓国ユン政権誕生が火付け役に
そして、今年5月、韓国でユン・ソンニョル大統領が誕生したことも金正恩氏の怒りのボルデージを上げることになった。ユン政権はムン前政権と違い、北朝鮮に対しては米国日本との協調のもと強硬路線をとっている。
金正恩氏としては、日米韓が一緒になって北朝鮮に迫ってくることは一番苛立つことで、最近も米韓が北朝鮮を想定した合同軍事演習を繰り返していることを良く思っていない。こういった米国や韓国の政権の対北姿勢が、北朝鮮によるミサイル発射を激化させているのだ。
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(取材・文/Sirabee 編集部・セレソン 田中)