スポーツの秋、膝を痛める人が急増…? 医師が警告する「危険な運動」

ここ数年、秋に膝を痛める人が増えている。どうやら運動に関係があるようで…。

2022/10/18 04:15



■体重が1キロ増えるだけで…

前出の丸山院長は、体重が1~2キロ増えるだけで膝にかかる負担は大きくなると話す。

「階段の上り下りでも瞬間的に通常の5倍程度の力が加わるので、体重が2キロ増えるだけで負担は10キロ増えます。日頃、筋肉を使っていないとジョギングや階段を降りる時緩やかに動けず、ドンドンと大きな動き方をしてしまいがちです。そうなると、膝の軟骨や筋肉がついている箇所が炎症や損傷を起こす可能性があります」(前出・丸山院長)。

では膝に負担がかからないようにするには、どんな運動をすればいいのだろうか。

「普段運動しない方であれば、ウォーキングから始めましょう。かかとからついて、つま先まで動かす歩き方を左右交互にやるのがいいでしょう。よく『1万歩歩くこと』を推奨されますが、7,000歩で十分だと思います。がに股や内股は膝に負担がかかるので、なるべくまっすぐ前を向いて歩くことを意識しましょう」(前出・丸山院長)。


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■日頃のちょっとした行動を変える

日頃のちょっとした行動を変えることも大切だ。

「年を取ると背中が曲がりますが、同時に膝も曲がってしまいます。膝を伸ばさないで歩くと、膝の裏側の筋肉が短縮し運動した際に痛めることがあるんです。お風呂では浮力があり、膝の負担にならないのでしっかり曲げてみましょう。その後、お風呂から出て身体が温まった状態で膝を伸ばすといいです。また、通信販売や薬局等で売っているコラーゲントリペプチドの摂取もおすすめです」(前出・丸山院長)。

これから運動を始めようと思っている人は、無理せずできるところからやるのがいいだろう。

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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人 取材協力/関町病院 整形外科医 丸山 公院長

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