東京チカラめし、都内で「復活」していた ”アレ”を使って食べることが可能に…
8月末に東京最後のお店が閉店した東京チカラめし。だが、「意外な形」で復活を遂げていて…。
■頼んだお店に行ってみると…
10月中旬のお昼すぎ、井の頭公園駅から徒歩2分ほどの場所にある受取先に向かった。周りはシャッターが閉まった店舗が多く、「まさかお金だけ取られたんじゃ…」と不安を抱く。
だが、半分シャッターが開き、明かりが点いたお店を発見。老舗の居酒屋のようだが、恐る恐るスタッフに「先程、ウーバーで注文した者ですが…」と声をかけると、お店の奥から頼んだ品を持ってきてくれた。
スタッフによると、チカラめしのフランチャイズ店ではないが、このお店の厨房で焼き牛丼等のメニューを調理・提供しているという。商品を受け取って場所を変えて、「秘伝の焼き牛丼」を食した。
肉は大きめでほどよく脂が乗っており、タレでしっかり焼かれている。「本家」と比べるとややあっさりした味付けだが、出汁の風味が感じられコクがある。
玉ねぎは甘くシャキシャキした食感で肉とも合う。久しぶりの焼き牛丼に大満足だった。
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■本社に問い合わせた
なぜ、件の居酒屋でチカラめしの商品を食べることができたのか。SANKO MARKETING FOODSに尋ねたところ、「(居酒屋は)FC店舗ではございませんが、ライセンス契約を締結し、東京チカラめしの『ゴーストレストランブランド』として出店しております。他箇所でも出店しておりますので、ウーバーイーツなどで『東京チカラめしデリバリー』を簡単に注文することができます」とのこと。
同店での提供は昨年11月ごろから始めたという。井の頭公園のように、都内で他に頼めるところはあるのだろうか。「都内であれば、ウーバーイーツで注文できる店舗が数店舗ございます。錦糸町北口店、清水店、西池袋店、大島店、東大泉店など、数店舗東京チカラめしのゴーストレストランモデルを展開しております」(前出・SANKO MARKETING FOODS)。
東京最後のお店はなくなったが、ウーバーという形で「復活」していたチカラめし。記者のように「ロス」になっている人は一度注文してみてもいいかもしれない。
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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)