都内で「謎の野生動物」の目撃相次ぐ 完全にこの世の終わりと思いきや…
治安が何かとネタにされがちな東京・大田区の蒲田。現地で発見された「3体の野生生物」に、驚きの声が寄せられており…。
■このイベント、あまりに粋すぎる…!
蒲田は""本物""の街なので、祭りにティラノサウルスが出てくるし、どこかのステージで見れるとかじゃなくて、その辺の道路を練り歩く。 pic.twitter.com/h7vujC5U3c
— 藤★野 (@toyadaisho) October 22, 2022
新型コロナウイルスの流行によって、ここ数年の社会情勢は大きく変わってしまった。
我われ一般市民が受けた影響も非常に大きく、蒲田でも学校の卒業式・入学式の短縮や、運動会・修学旅行の中止や延期、祭りや花火大会といった地域行事が中止といった事態が散見されることに。
「蒲田元気まつり」は、そうしたコロナ禍の中で誕生したイベントであり、運営者は「ある日、中学校時代の後輩から『公園で遊ぶこともままならず、休日すら自宅で過ごす辛い日々の子供たちのために、一緒に子供が喜ぶイベントを何かやりませんか?』と、声をかけられたのが始まりです」と、当時の様子を振り返っている。
イベントの詳細やコンセプトについては「主役は子供たちで、主な対象年齢は保育園の年少から、小学生高学年に設定しました」「開始当時はテレワークがまだ今ほど普及しておらず、親御さんのお仕事も不安定な状況から極力無料でも楽しめる、尚且つ低価格の商品をイメージいたしました」「そして考えたのが、お店を回りながらスタンプを集めるスタンプラリー方式のイベントです」と、説明してくれたのだ。
このシステムは、コロナの影響によって大きな被害を受けてしまった地元の飲食店に対する配慮もなされており、運営者は「小さなお子さんと一緒に親御さんにも、蒲田には美味しい飲食店がこんなにもあるのだということを、改めてご認識頂くために、出店可能の見込みがあるお店に1店舗ずつ訪問し、イベントご参加のお誘いをさせて頂きました」とも補足している。
子供たちは勿論、地元の商店をも「元気」にするねらいがあった、なんとも粋なイベントではないだろうか。
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■それにしてもこの運営、ノリノリである
続いては「なぜティラノサウルスがやって来るのか?」という最も気になる点について尋ねたところ、どうやら運営側も「ネット上での蒲田の立ち位置」に心当たりがあるようで「最近では蒲田と言えば『匠の街・町工場の街』とは聞かず、治安の悪さや酔っ払い、はたまたゴジラに上陸され、破壊された街としての認知度が高いですよね(笑)」と、自虐ネタが飛び出す。
そうした背景もあってゴジラに目をつけた運営者は「ゴジラですと大人の事情で再上陸が難しく、また街の安全のため上陸を控えて頂くこととし、怪獣に似ているティラノサウルスの上陸を要請いたしました」と、舞台裏の事情について、ノリノリでコメントしてくれたのだ。
イベント当日の22日は、子供たちの歓声が飛び交う中、交通ルールを遵守したティラノサウルスらが蒲田の街を練り歩く…という、なんともシュールな光景が見られ、微笑ましい限りであった。
世界よ、これが蒲田だ。 pic.twitter.com/RozDcpwMRm
— へい (@unmatchsan) October 22, 2022
勿論、こちらの図はツイッター上でも大きな話題となり、現地の様子を伝えるツイートの数々がバズりを見せていた。近い将来、蒲田が「ティラノサウルスの街」として、世間的に認知される日が来るかもしれない?
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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)