今年も『テレ東経済WEEK』放送 激動の“世界が変わる瞬間”を見つめる
テレビ東京では、11月10日から20日まで「テレ東経済WEEK」を実施。今年は池上彰氏が初参加する。
■専門的な内容を分かりやすく
11月12日の『モーサテ塾 秋の大合宿スペシャル(仮題)』(午後4時)では、「長く続いた金融緩和の時代が転換する今をどう見るべきか?」「アメリカの中間選挙や中国の共産党大会を経て、米中間の緊張はより高まるのか?」「激動の世界経済/政治、そして未来の日本経済を生き抜くために必要な考え方とは?」など、専門的な内容をより分かりやすく楽しく伝える。
また、11月14日から18日の『Newsモーニングサテライト』(あさ5時45分)は、「なるほど・ザ・新興国 経済WEEKスペシャル」、「脱東京一極集中!大阪からクラブ×ピッチで世界に羽ばたく」、「世界が資源危機!国内アルミ大手が官民ファンドとともに中韓に対応」、「エネルギー地産地消で危機を乗り切る!長崎・五島などでニッポンのエネルギー戦略を見た」「ESG大解剖 一歩先行く日本流ESG」の5つを特集する。
相内優香アナウンサー:モーニングサテライトには、日本のトップエコノミスト・ストラテジスト・アナリストの皆さんと常時50人以上連絡が取れるメーリングリストがあって、その50人の経済の専門家の方々にアンケートを取って毎週独自の景気の調査を行い、“モーサテ景気先行指数”を作っています。株・為替・債券、国内外の政治などそれぞれのトップの専門家に直接話を聞ける独自のネットワークがあるのは非常に大きな経済番組の強みだと思っています。
ロシアによるウクライナ侵攻・資源、エネルギー高・インフレ・円安・金融政策・景気後退懸念・脱炭素や経済安保…現在、様々な要因が複雑に絡み合い、世界も変化しマーケットも激しく乱高下しています。モーニングサテライトでは、日々のマーケットを通じてこうした世界の“変化”を伝えていますが、それぞれ個性のある経済番組が異なる視点で同じテーマを取り上げることにより、多様な角度から今の経済を立体的に捉えることできるのではないかと思っています。日本経済が今後どうなっていくのか、皆さんと一緒に考えていきたいです。
そして今回、初めてモーニングサテライトは土曜日の夕方に緊急生放送を行います。月−金曜日に放送しているモーニングサテライトでは投資家や金融関係者をターゲットとしているためマーケットの専門用語が飛び交っていますが、特番では専門的で分かりにくいこともゲストを交えながらより分かりやすく、深掘りしていきます。経済WEEKでの“モーサテ”の新たなチャレンジ、ぜひご期待ください。
塩田真弓キャスター:先日取材した大手商社CFOが若手社員だった時代に、WBSの前身番組にて為替情報を電話で提供してくださっていたというエピソードを披露してくださいました。網の目のように経済のテレ東を支えてくださっている人がおられることを実感!
経済WEEK期間中は、同じテーマを番組ごとにどうさばいて、切り取っていくのか、そんなふうにぜーんぶ見て頂けるのでさばき甲斐もあります! マーケットが歴史的大展開を見せる今だからこそ、難しいと思われがちなモーサテを、敷居をこれ以上下げられないというくらい下げることに挑戦します!
関連記事:ロシアによるウクライナ侵攻から半年 プーチンが強気の姿勢を貫く理由は…
■G20首脳会議、APECを解説
『WBS(ワールドビジネスサテライト)』は、14日から18日まで毎日10分拡大。G20首脳会議、APECと重要な協議が行われる“世界が変わる1週間”に、現地と生中継で結び詳細を伝えるとともに、スタジオに特別ゲストを招き解説する。
また、足音が聞こえ始めた「世界同時不況」や円安・ドル高、ウクライナ問題、台湾問題など、ニッポンに大きな影響を及ぼす課題を世界で取材して報告する。
佐々木明子アナウンサー:スーパーで野菜を買っていたら、売り場のおじさんから「最近は円安で大変なんだよ。知ってるかい? 昨日テレビ東京でやってたよ」と言われたとき、テレビ東京の経済番組が皆さんの生活に浸透してるんだなあと思いました。「私、テレビ東京の人間です」って言いたくなりましたが、スッピンだったのでやめました(笑)
さて、今、私たちの生活スタイルがスマホや自動化などで大きく変わろうとしています。そして世界の経済も40年ぶり、という言葉が日々飛び交うほど大きな転換点を迎えています。戦争という言葉も耳にするようになりました。いまこそ経済に強いテレビ東京が力を発揮するときだと思います。経済というといきなり難しく感じてしまいますが、実は私たちの生活そのものが経済です。ぜひ番組を見て、一歩先の世界を覗いてください。
大江麻理子キャスター:先日ある経済指標が発表されたときに、WBS解説キャスターの滝田洋一さんがバックデータを読み込んで疑問点を発見し、すぐさま発表元にメールを送り確認したところ、やはり一部分が違っていて修正されたということがありました。出てきた数字を鵜呑みにせず、バックデータもつぶさに調べる滝田さんに感服しました。
そんな滝田さんをはじめとする経済報道の猛者たちが、当日どんなニュースをどんなふうに取り上げるか考えている。それこそがテレビ東京の経済番組の強みだと感じています。生まれてからインフレを経験したことがなかった方も多い中、いま欧米が急激なインフレに翻弄され、世界経済も大きく揺らいでいます。どんどん進む円安も気になります。先行きに不安を抱く方もいらっしゃるでしょう。
そうした、経済情勢がめまぐるしく変化していて知りたいことが沢山ある今、番組横断型でいまこの瞬間を徹底的に取材し、お伝えすることができるのはとても有意義だと感じています。「え、まさか」というニュースばかりな今年も、気がついたら残り少なくなってきました。今年起きたことが、どんな影響を世界にもたらしているのか、そして先行きはどうなりそうなのか。WBSで一緒に見ていきましょう。