宮迫の「牛宮城」オープンから8ヶ月… 焼肉コースを”忖度なし”でレビュー
宮迫の焼肉店「牛宮城」。オープンから8ヶ月経ったいま、焼肉コースを食べてみると…。
■絶品すぎる焼肉料理
前菜を食べ終えたところで肉が出てくる。極みタン塩はやや厚めにカットされ、コリコリした食感ながらすごく柔らかい。
お店の看板メニューの一つ・宮迫ハラミは濃厚な肉の甘みと特製の塩タレがよく染み込んでいる。ハラミ独特のクセもなく、苦手な人でも食べられると思う。
焼きすきは肉の両面を10秒ほどサッと焼いて卵に付けて食べるのだが、この卵が美味しい。
前回すき焼きコースを食べた時も感じたが、甘みが強く濃厚で普通の卵とは全然違う。その後、イチボ・トモサンカク・カルビのタレ3種盛りとホルモンを食したのだが、個人的にはイチボに感動した。
イチボは牛もも肉のお尻の先にあり、牛一頭から少量しか取れない希少部位。赤身肉だがパサパサしておらず、柔らかくて肉の旨味が凝縮されている。
赤身肉が好きな記者には堪らなかった…。脂の多いカルビとトモサンカクも変にギトギトしておらず、後半でも無理なく食すことができる。
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■締めからデザートの流れが至高
メインの肉の後には、選べるスープと締めのカレーがついてくる。スープは2種類から当日選べるのだが、記者はコムタンスープをチョイス。
これが薬膳が効いて、塩味ベースのあっさりした味付けで終盤に食べるにはもってこいだ。カレーは7月に新発売したという牛すじカレー。
お腹はかなり一杯だったが、小さい器に盛られているので締めとしてちょうどいい量。味付けはスパイス強めで食べた瞬間舌をビリっと刺激するが、クセになる辛さ。
ピリ辛カレーを食べた後にデザートのアイスクリームが運ばれるなど、「あっさりスープ→ピリ辛カレー→冷たいアイス」と最高の流れである。
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■気になった点を挙げると…
このクオリティーで13品というボリュームを考えると、12,000円は妥当、むしろ安いと感じるくらいだ。料理は大満足だった上で、気になった点が2つあるのでこちらも記しておきたい。
まず、席に関して。ホームページ等を見る限り、焼肉コースは基本的に個室に案内される様子。記者は掘りごたつ式の個室席だったのだが、隣の席とは真ん中をロールカーテンのようなもので仕切られているのみ。
そのためか、隣の会話が丸聞こえだった。「牛宮城」には完全個室もあるので、大事な仕事の話をしたい際は事前にお店に確認したほうがいいかもしれない。
もう一つ気になったのは、料理を提供する間隔だ。前半のキムチなどの前菜は、まだひと口食べたくらいのタイミングで次の料理が運ばれてきた。肉料理に移って以降は提供スピードはちょうど良くなったが、前半は個室の扉が何度も開いて落ち着かなかった。
ただ、お店のスタッフの接客は徹底されていた。肉の部位や焼き加減などをうるさく感じない程度に説明してくれ、エレベーターの扉が閉まるまできちんと見送るなど抜かりない。この日オーナーの宮迫は不在だったが、従業員一人一人丁寧な接客を意識している印象を受けた。
4月に比べて、新メニューも導入されており「また来たい」と思わせてくれる。現状に甘んじず、「牛宮城」はさらなる躍進を遂げるに違いない!
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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)