古田敦也氏、日本ハム新球場問題に提言 「規則を現代にあったものに…」
古田敦也氏がホームベースからバックネットまでの距離で紛糾する日本ハムの新球場問題について持論展開。
13日放送の『サンデーLIVE!!』(テレビ朝日系)で、元東京ヤクルトスワローズ監督の古田敦也氏が北海道日本ハムファイターズ新球場の問題について持論を展開した。
■日本ハム新球場に問題
番組は2023年から北海道日本ハムが本拠地として使用するエスコンフィールド北海道のホームベースからバックネットまでの距離が、公認野球規則に定められている「60フィート、18.288メートル以上」という要件を満たしていないことが発覚したニュースを取り上げる。
規則はアメリカ・メジャーリーグのものを翻訳したもので、MLBでは「必要ではなく推奨」と記載されていたが、日本で訳す際に「必要」となってしまったとのこと。実際にアメリカで60フィート以上離れている球場は少ないのだと紹介された。
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■古田氏が持論を展開
古田氏はこの問題に「日本のプロ野球よりも、メジャーリーグの歴史が長いんで、日本でプロ野球を始めるときに、ほとんどの規則とか野球協約もそうなんですけど、向こうのものを丸写ししたんですけど、はっきり言って誤訳ですよね」と指摘する。
続けて「訳すときにちょっと間違っただけなんで。新しい球場を造ることがあんまりない話なんですよね。もう現代になってくると、メジャーリーグもこれは守る必要もないですし、日本も一応ありますけども、このまま行くんじゃないですか」と持論を展開した。
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■「現代にあったものに…」
MCの東山紀之は「平等性を欠くということになるんですか?」と質問する。
これに古田氏は「そういうことじゃなくて。規則自体が最初に推奨された時点で、130年も40年前の話なんで。仮にこの規則があっても、現代にあったものに変えていくのがね、どのスポーツのルールにも書いてあったりするのでね」と話す。
続けて「今、お客さんがどのスポーツでも近くで見たほうがいいよねっていうのが、世界的な流れなんでね。もし次新しく球場を造るときは、もうちょっと短くてもいいと僕は思っているぐらいなんで。それは今日の臨時代表者会議でなにか結論が出るみたいですけどね」とコメントした。
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■このまま行くことに?
古田氏はさらに「ほかのスポーツでも世界的な流れで、近くで見たいという声が圧倒的に多いんで、このまま行くんじゃないですか」と持論を展開。
そして「規則にうるさい人がね、口を出して『おかしいんじゃないか』って、誰かが言ったんでしょうね。でも周りから見たら、『それはちょっと、現代に合わないんじゃない?』っていうムードが多いんじゃないすかね、僕もそう思いますけど」と語っていた。
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(文/Sirabee 編集部・佐藤 俊治)