EXIT兼近、ネット上の誹謗中傷対策に私見 「みんなが理解しないと…」
EXIT・兼近大樹が、自身に送られるコメントの内容に言及。「疑心暗鬼になる」との発言に、脳科学者の茂木健一郎氏は…。
お笑いコンビ・EXITの兼近大樹が、17日放送の『ABEMA Prime』(ABEMA)に出演。ネット上の誹謗中傷対策について私見を明かした。
■ヤフコメに新たな対策
「ヤフー株式会社」が運営するニュースプラットフォーム「Yahoo!ニュース」では、ニュースのコメント欄(ヤフコメ)での誹謗中傷が問題視されている。これまでは、誹謗中傷を繰り返すアカウントを停止させることなどで対策してきた。
今月15日からは新たな対策として、携帯電話番号を登録しないアカウントではコメントできない仕組みで運用を開始。
同社は、投稿停止措置を受けたアカウントのユーザーが別のアカウントで再び不適切な投稿をする例があったと説明。携帯電話番号の登録必須化で、確実な停止措置を目指すとしている。
番組ではヤフコメの新たな対策が始まったことを取り上げ、ネット上の誹謗中傷対策について議論。兼近は自身の所感を話す。
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■「批判とかしてる人って…」
ヤフコメについて兼近は、「日常に不満抱えている人というか、なんか何かしらのわだかまりのある人たちが溜まる場所っていうイメージはあって」と話す。
「批判とかしてる人って、バズってる物事とか有名人・著名人に噛みつくというか、それを踏み台にして自分の承認欲求を満たすというか『俺を見てよ』っていう人が、僕のところに来てるのはほとんどがそういう人なんすけど」と、自身に届くコメントにも触れつつ、心ないことを書き込む人の印象を述べた。
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■対策に必要なこと
誹謗中傷をする人について、「何かしらの問題を抱えてるんすよね、心に」と指摘し、「だから、そういう人がどういう人なのかって分からないと対処ができなくて」「みんなが理解しないと、絶対また生まれてくるはずなんすよ」と、人物像を理解することが重要だと訴える。
「完全にみんなで理解して『じゃあどうすれば今後そういう人はなくなっていくか』っていうのをみんなで考えなきゃいけない」と、理解に基づいた対策をする必要があると主張した。
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■疑心暗鬼になるときも
番組では、実際にヤフコメに書き込みをしていたという人を交えて、その意図を深掘りする議論が進んだ。そんな中で兼近は、自身の体験を振り返りながら疑心暗鬼になることを明かす。
実際にイベントで会う人は優しいが、ネット上では厳しいことを書かれる、という対極的な反応を目の当たりにするようで、「あの人たちとこれを書いてる人たちは一緒なのか? っていうか。裏表が分かんなくなりますよ」と、疑心暗鬼になることもあるとのこと。
この話を聞いた脳科学者・茂木健一郎氏は、「でも人間って絶対両方あると思うよ、同じ人の中に。それがどう出るかっていうのが違うだけで」と発言した。
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(文/Sirabee 編集部・栗原コウジ)