トラブルにもなるマナー違反、見つけたら注意する? 7割が「見て見ぬふり」
マスク着用や傘の横持ち、優先席などをめぐって起きがちなトラブル。注意するか、見て見ぬふりをするのか…。
2020年5月、神戸市兵庫区で、マスク未着用を指摘された男性が注意した男性に激怒。転倒させて首の骨を折り、大怪我をさせる事件があった。
マスクをめぐる市民同士のトラブルはたびたび発生しており、16日にも千葉県市川市で、入店の際にマスク着用を求められた男が店員を殴るなどの暴行をしたとして逮捕されている。
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■傘の横持ちなどのトラブルも
マスク以外にも、雨の日にしばしば見られる「傘の横持ち」や混んだ電車の中でのリュックサック、優先席の使用、喫煙など、公共の場所でのマナー違反がトラブルにつながることは少なくない。
前述のマスク着用のように暴力事件にまで至るのは、当事者同士が注意する・されるなどして揉め事になった場合だが、実際、多くの人はこういった時、どのように対処しているのだろうか。
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■7割弱が見て見ぬふり
Sirabee編集部が、全国10〜60代男女880名を対象に調査したところ、公共の場所でマナー違反を見つけたら「自分で注意する」と答えたのは、わずか4.3%。「警備員や警察、駅員などを呼ぶ」という人が29.5%。足し合わせても1/3程度となった。
最も多かった答えは「見て見ぬふり」派で66.1%。やはりトラブルに巻き込まれるリスクを避けるためか、7割近い人は何もしないで見過ごしているようだ。
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■世代差は小さく
今回の調査では、世代差はそれほど大きく見られなかった。30代では「警備員などを呼ぶ」派が34.2%と最も多く、全世代で見ても注意する人が最多の世代に。
一方、40代は自分で注意する人が最も少なく2.2%。子育て世代で守るべき家族がある人も多く、リスク回避志向があるのかもしれない。
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■男性は1割弱が自身で
また、トラブルにもつながる行動だけに、男女差は顕著に。男性では、自分で注意する人が8.4%にのぼるのに対して、女性では1.2%。周囲の状況にもよるが、女性の場合はとくに直接の声がけはトラブルのリスクに注意したほうがよさそうだ。
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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト)
対象:全国10代~60代男女880名 (有効回答数)