王林の魅力が後から理解できる理由 想像力・誠実さ・スタイルのギャップ
王林の真面目さと『IPPON女子グランプリ』での活躍によるポテンシャルを詳しく考察。
■王林のお笑い能力
また王林は、後にInstagramを更新し、芸人へのリスペクトと笑いを求められることがすごく苦手という理由で、もう大喜利はしないとしている。
元来、王林は天然ボケ系であり、またあくまで訛り言語を駆使するタイプのタレントであって、笑いを計算するタイプには見えなかっただろう。
王林は、大喜利の才能が高かったことで、笑いも計算できるのかと思いきや、笑いを積極的に狙ってきたわけではないことを示す。王林の大喜利の才能は本物と見ることができ、いつでも才能は発揮できるだろう。ただし王林は、積極的にボケてるわけではないという最強のポジションとなる。
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■地に足がついている王林
王林は、あくまで青森のために芸能界で活躍しているとのこと。
王林は、青森中央学院大学でも「伝統的工芸品産業の販路拡大に向けた課題――津軽塗の海外展開を中心に――」という40ページにも及ぶ卒業論文を書き上げ、同期の経営分野卒業生の優秀論文に選出されたと『おしゃれクリップ』(日本テレビ系)で注目される。
卒論執筆の際には、王林は仲間のゼミ生や大泉常長教授に支えられており、愛され力が窺えた。
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■王林のギャップのポテンシャル
「IPPON女子GP」でも、「嘘はつかないって決めてる」と発言しており、じつは芯のあるスタンスに驚くばかり。王林は青森県知事になりたいと公言しており、想像力や発想力が社会派方面にも何かしら通用するかもしれない。
最近は、スタイルのよさもウリにするようになってきており、王林のギャップとポテンシャルは、今後も期待できるものだ。
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(文/メディア評論家・宮室 信洋)