太田光、旧統一教会の養子縁組問題に持論 「どこまで否定できるか…」
旧統一教会の養子縁組問題に対し、太田光が『サンデー・ジャポン』で持論を展開。
20日生放送の『サンデー・ジャポン』(TBS系)に、爆笑問題の太田光がレギュラー出演。旧統一教会(世界平和統一家庭連合)の養子縁組問題に対し、かつての風習に触れながら「社会が果たしてどこまで否定できるか」などと持論を展開した。
■激震走る「養子縁組」問題
教団をめぐっては先日、子供がいない信者の家庭に別の信者の子供との「養子縁組」を推奨しており、養子縁組あっせん法に違反するとの疑いが浮上。
番組もこの話題を扱い、教団に詳しいジャーナリストの鈴木エイト氏が解説。出演者が批判的なコメントを述べていった。
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■かつては一般的だったと指摘
そんな中、太田は「現代から考えるとこういうことってのは、岡田結実ちゃんが言ったみたいに『怖い』ってなって、モヤモヤするところがあるかもしれないけど、同時に考えなきゃいけないのは…」と問題提起。
「時代で、例えばかつての日本で家制度を守るために、親同士が『産まれたら次男はお宅に』ってことは(よくあった)。今はどうなってるかわからないけど、徐々に価値観が変わってきて、そういうことはあんまり良くないよってなってきてる中で、教団のやってることがある種時代遅れな部分があって」と続けていく。
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■「別個で考えなきゃダメ」と主張
そして「そこに、それを社会が果たしてどこまで否定できるかって問題は、また別個で考えなきゃダメ」と、かつては一般的だったため、教団批判とは切り離すべきだとの持論を展開。
一方、鈴木氏は「ひと世代ふた世代前は、そういう事例は当然いろんな地域ごとにあったと思うんですけど、この(教団の)場合、養子縁組に出される子たちの人権がどの程度守られるかの兼ね合いだと思うんですよ」と問題点を整理した。
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■統一教会問題に限らず…
これに対し、太田は「DVなんかの問題でもそうだけど。子供の人権ってものを社会がどこまで踏み込んで入れるかって言ったら、統一教会問題に限らず、全体で考えなきゃいけない問題のような気がしますね」と続けて持論を述べる。
教団に対するコメントが毎回のように物議を醸す中、今回もまた世間とは異なる視点での問題提起をすることとなった。
養子縁組問題をめぐっては教団の解散命令まで取り沙汰されているが、果たして今後どうなるか。
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(文/Sirabee 編集部・玉山諒太)