和田アキ子、維新・中条きよし議員に失望　怒りを抑え「言えないことが…」

国会で自身の新曲とディナーショーの宣伝をして物議を醸した、参議院議員で歌手の中条きよし議員（日本維新の会）。同問題について、中条議員と古くから交流のあるという和田アキ子が、20日放送の『アッコにおまかせ！』（TBS系）にて必死で怒りを抑えながら批判した。

■憲政史上初の事態？

中条議員は15日に開かれた参議院文教科学委員会で、「私の新曲が9月7日に出ております」「杉本眞人の作曲で昭和の匂いのする『カサブランカ浪漫』という曲でございます。ぜひ、お聞きになりたい方はお買い上げください」と自身の新曲を宣伝。

さらに、「12月28日に中条きよしラストディナーショーというのをやります。今年最後のディナーショーではなくて、芸能界最後のラストディナーショーです」などとイベントの告知も行い、国会という場にふさわしくないと炎上、陳謝していた。

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■「私個人としてはすごい残念」

番組はこの件で『ひるおび！』（TBS系）などでおなじみの政治アナリスト・伊藤惇夫氏に取材をし、伊藤氏は「憲政史上初」などと中条議員の宣伝行為に失笑。

VTRが明けると、和田も呆れ気味に「コメントされるのも大変だったでしょうね。それくらい大変な問題だと思います」と伊藤氏に同調し、「残念。私個人としてはすごい残念」と失望感をあらわにした。

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■必死に感情を抑えながら…

和田はよほど思うところがあったようで、「ちょっともう…　すぐ炎上したりするからさ。炎上してもいいんだけど、ちょっと、言えないことがいっぱいあって。もっとキツく」とコメント。

本音では痛烈に批判したいようだが、それを必死に抑える様子で「なんかただ…　うん…」と歯切れの悪さを見せる。これには共演者から、「抑えてください」「怒ってんのはわかりましたから」など、なだめる発言が飛び交った。

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■仲が良いだけに残念

和田はその後も「すごい仲良いっていうか、知ってたから。残念、本当に」と、歌手として中条議員と親交があっただけに失望したことをにじませる。

また、「だから芸能人の議員はダメだって思われると、本当に国のことを考えて芸能人から立候補する人もいるかもわからない」「そのときに『あ、芸能人だから…』っていうのはやめてほしい」「芸能人でもちゃんとやった人もいっぱいいるわけだから」「そういうレッテルを貼っちゃう可能性もあるから」など、タレント議員全体への風評被害になるとも苦言を呈した。

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（文／Sirabee 編集部・玉山諒太）