長嶋一茂、ジャイアンツを憎んだ過去を告白 「これは嘘なんです」
一茂が巨人を憎んだきっかけ。それは、父・茂雄氏が監督を解任された際に…。
元プロ野球選手でタレント・長嶋一茂が20日放送の『おしゃれクリップ』(日本テレビ系)に出演。父のミスターこと読売巨人軍(ジャイアンツ)終身名誉監督・長嶋茂雄氏の監督解任当時を振り返った。
■成績不振で解任
長嶋氏は同球団で17年間プレー。現役引退した翌年の75年から監督に就任する。76年~77年に連覇したが、成績不振で80年に球団を去った。
当時、一茂は中学生。「僕が中学1年生か2年のとき、父親がジャイアンツの監督を解任された。解任は簡単に言うとクビなわけ。当時のことを今でもよく覚えている」と回想する。
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■本音と違う「自分から辞めてるみたいな言い方」
「続投なのか解任なのかという会議が朝から行われていて、よきところで父親が呼ばれた。家を出るとき、やる気満々で家を出た。来年も続投って言われるだろうと」。
だが、解任が決まり、一茂はテレビのニュースで知ることに。そのとき長嶋氏は「全部自分のせいだ」「優勝を逃したので辞めます」などと「全く本音と違う言葉を言っていた」「自分から辞めていってるみたいな言い方」をしていたという。
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■ジャイアンツを憎み…
「これは嘘なんです。嘘というか大人の嘘だよな」と今は“大人の事情”と理解できるが、中学生だった一茂は巨人を憎む。
「中学のときはわかんなくて『全然言ってること違うよね』って俺は思った。俺はすごくジャイアンツを憎んだ。父親をクビにしたジャイアンツ憎しという思い」が芽生え、そこからプロ野球の世界を目指すようになった。
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■長嶋氏のもとでプレー
仇討ちを考えていたのか、「プロ野球選手になって、ジャイアンツに入って、自分が4番を打って、サヨナラホームランでジャイアンツ勝ちました! 優勝決まりました! みたいなときに、俺はホームベースを踏まないで、そのまま辞めて帰ろう」というイメージを膨らませていたほど。
しかし、その憎しみが原動力となり、22歳のときにドラフト1位で東京ヤクルトスワローズに入団。巨人移籍後は、長嶋氏指揮のもとで活躍し、30歳で引退した。
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(文/Sirabee 編集部・荒井どんぐり)