「おしゃれイメージのある山手線の駅」調査 渋谷・原宿を抑えた堂々1位は…
全国の老若男女600人が山手線駅を辛口診断し、トップ1位~5位まで発表。一方、得票率0%のワースト4駅は…。
■ファッションモンスターが闊歩する「原宿」も
同率の2位は原宿駅(東京都渋谷区)で、全体の17.0%の人が回答。特に男性の10-20代では29.6%、30代は23.2%と、若い世代から支持を得た。
元祖・若者の街として名高く、世界に「カワイイ」を発信するカルチャー都市の原宿。ラフォーレ原宿をはじめ竹下通り、裏原(ウラハラ)エリアには個性的なショップが多数存在。
駅の改札を出るとファッション・モンスターたちが闊歩し、街全体がランウェイと化している。また、オシャレな大人に人気の表参道へも徒歩圏内だ。
原宿駅そのものも、ここ数年でオシャレに進化。都内屈指の木造だった古い駅舎が、2020年に新駅舎に。大きなガラス窓が特徴の都会的なデザインで、駅舎ごと「オシャレ」に生まれ変わった。
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■4位は憧れの街・丸の内がある…
4位は東京駅(東京都千代田区)で、全体の11.2%の人が回答。すべての新幹線が発着する旅の玄関口で、日本国内だけでなく、海外からもスタイリッシュな人々が集まる。駅直結の大丸百貨店や、丸ビル、新丸ビルなど、ファッションスポットが集まったビルが複数存在。
また東京駅周辺のおしゃれなエリアの筆頭格が「丸の内」。一流企業の本社が多数あり、仕事のできるキラキラしたビジネスパーソンが多い。コーヒーカップ片手に、ハイヒールで石畳を颯爽と闊歩する「丸の内OL」に憧れる女性は実に多い。
丸の内の銀杏並木は秋冬になるとライトアップされ、いっそうおしゃれで大人な雰囲気を盛り上げている。
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■5位は世界一の利用客がいる「新宿」
5位は新宿(東京都新宿区)で、全体の9.0%の人が回答。コロナ禍前では1日平均364万人の人が利用する、ギネスにも認定される世界一の駅だ。
駅直結のルミネをはじめ、京王、小田急百貨店など、最新から老舗までファッションスポットが多く存在。東西の出口で行き交う人のキャラクターが異なり、東口エリアには歌舞伎町をはじめとする繁華街を目指す若者が多い。
トー横キッズ、ぴえん系など、独自のカルチャーを生み出している。西口エリアには、高層オフィス街に出勤するビジネスパーソンが大挙。現在、西口では再開発がスタート。生まれ変わる西口は、どんな顔を見せてくれるのか楽しみだ。
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■ワースト4駅は…
今回は、おしゃれな男女が多いイメージのある山手線の駅ベスト5を紹介した。なお、おしゃれなイメージがない得票率0%のワーストは、田端、巣鴨、大塚、大崎の4駅だった。
Sirabeeでは、鉄道トレンド総研所長の東香名子(あずまかなこ)さんの連載コラム【鉄道トレンド調査隊】を公開しています。毎回、鉄道に関する調査を行い、解説する連載です。今週は「最もおしゃれな男女が多いイメージのある山手線駅」を掲載します。
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(取材・文/東香名子)
対象:全国10代~60代男女600名(有効回答数)