約7割の女性が夢中に… 脳が活性化されて認知症予防に繋がることも
“推し”がいることで、心身ともに健康に毎日を送れるという専門家の見解も。
アイドルやミュージシャン、俳優など、日常を離れて夢中で応援できる存在、いわゆる“推し”がいるという人はいったいどのくらいいるのだろうか。
■自分には“推し”と言える存在がいる
Sirabee編集部が全国の10代〜60代の男女1,686名を対象に実施した調査では、全体で47.2%の人が「自分には“推し”と言える存在がいる」と回答した。
なお男女別に見ると、男性は38.2%、女性は55.4%という結果になっている。
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■女性の割合のほうが高い
性年代別に見てみると、男性も女性も10-20代が最も多く、男性は53.6%、女性は72.7%となっている。
また、全体的に女性の割合のほうが高く、男女ともに最も少ない50代でも男性が28.9%であるのに対し、女性は41.7%と4割以上の女性が「“推し”と言える存在がいる」と答えている。
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■交友関係が広がりストレス解消にも
編集部が話を聞いた40代の女性は、「フィギュアスケート選手のファンなのですが、彼の情報を集めるために始めたSNSで友達ができて、ショーやイベントに出掛けたり、交友範囲や行動の幅が広がったりと、毎日が楽しくなりました」と語った。
10年以上、あるミュージシャンを応援しているという30代の女性は、「子供が小さい時は思うように出掛けられなかったのですが、推しのLIVE映像を見たり音楽を聞いたりすることで気分を紛らわせることができ、ストレス解消になりました」と述べた。
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■新たな刺激で脳が活性化
ある脳内科医によると、“推し”という対象を応援することが脳に新鮮な体験をもたらし、脳の活性化に繋がるのだそう。代わり映えしない日常を送っていると、生活のリズムがマンネリ化し、脳も体もエネルギーを使わなくなっていくようだ。
そこへ“推し”という非日常の存在が現れることで、ときめいたり感動したり、実際にコンサートやイベントに足を運んだりするなどの新たな刺激が生まれ、脳が活性化されて活き活きとした生活を送ることができ、ひいては認知症の予防にも繋がることがあるのだという。
推しのいる生活というのは、楽しいだけではなく、心と体の健康にも良い影響を与えることもあるようだ。
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(取材・文/Sirabee 編集部・蒼羽 結)
対象:全国10代~60代男女1,686名 (有効回答数)