完全に初見殺しな看板、その正体にゾッとした 「直進して下さい」と思いきや…

道端で見かけた看板、指示内容に従ったつもりが…。「初見殺し」すぎる正体にツッコミの声が寄せられているのだ。

2022/12/13 04:45


スマートフォンのマップ機能が発達した現代といえど、自治体が道路に設置した「看板」や「標識」は貴重な情報源。スマホだけ見ていては決してたどり着けない順路も、確かに存在するのだ。

なお現在ツイッター上では、あまりに「初見殺しすぎる」看板が話題となっているのをご存知だろうか…。

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■「直進して」と思いきや…

今回注目したいのは、ツイッターユーザー・猫と人間が付属している眼鏡さんが投稿した1件のツイート。

「初見殺しのこの看板。直進して死んだよ」と、不穏な文章が綴られた投稿には道端で撮影したと思しき、縦長の看板の様子が確認できる。

看板

黒字で「自転車は直進して下さい」と指示している看板…と思いきや、目を凝らしてよく見ると「直進」と「して下さい」の間には、まさに「息も絶え絶え」な薄い赤色で記された「不可」「右折」の2単語が潜んでいたのだ。


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■「危険すぎない?」と驚きの声

「自転車は直進不可、右折して下さい」が正しいメッセージなのだが…文字の薄さと周囲と暗さの影響もあって、どう見ても「自転車は直進して下さい」としか読み取れない看板は、まさに初見殺し。

看板

件のツイートは投稿から数日で3,000件近くものRTを記録しており、他のツイッターユーザーからは「よく見て、ようやく意味が分かった」「これ危険すぎない?」「成仏してください…」「何のことか、しばらく分からなかったわ」といった驚きの声が多数寄せられていたのだ。


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■「ラッキー」と通過すると…

ツイート投稿主に詳しい話を聞くと、写真の撮影地は岡山県岡山市「岡山駅」方面から移動する際のルート上にあることが判明。

写真は今年11月に撮影したものだそうで、当時の様子については「この看板にあるように隘路を避けると、少しだけ遠回りすることになります。そのため退色した後の看板を初めて見た際には『あれ、いつの間にか、ここ直進できるようになった? 少し近道できる』と思い、直進したのですが、隘路の対面から歩行者が来て、とても気まずい感じになりました」とも振り返っている。

なお、ツイート本文にあった「死んだ」とは、気まずさから「社会的に死んだ」という意味だそう。


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■なぜこの現象が起こるかというと…

ツイッター上では以前にも、沖縄県で発見された「アラビア語にしか見えない道路標識」が話題となっており、その際は沖縄という土地柄に起因する「潮風」や「紫外線」との因果関係が指摘されていた。

なお、実際に看板や標識が褪色してしまう原因は紫外線であり、特に「赤色」を構成する化合物は紫外線によって破壊されやすいことが判明している。

調査

そのため「重要な文字は目立つよう赤色で表記する」という配慮が、逆に「重要な文字が消えるのを促進してしまう」という事態を引き起こしてしまっているのだ…。交通案内の看板は人の生死に直結する可能性が高いため、各自治体は何らかの工夫・対策を講じるべきだろう。

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■「初見殺し」にも程がある…
ツイッター看板話題岡山県
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