フライパン使用後の常識、じつは絶対NGと明らかに… 「寿命削ってた」と嘆きの声続出
ついやりがちだったことが、フライパンにとってNGだった。ネット上で話題を呼んでいて…。
フライパンで肉や野菜を炒め、お皿に盛り付ける。使い終わったフライパンにすぐに水を注ぐ──。
汚れを落としやすくするために多くの人がやることだろう。だが、これには「危険」が潜んでいて…。
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■じつはNGだった「あの行為」
「使用後すぐにフライパンを急冷しない」──。11月21日、フライパンや鍋などの調理用品を企画・販売する和平フレイズが、公式ツイッターで「#大事な事なので5回言います」と前置きし、フライパンの使用後すぐに水を注ぐことに注意を促した。
件のツイートによると、水を入れた後の「ジュ~」という音はフッ素樹脂の表面が傷む原因になるということ。多くの人が当たり前のようにやっていたことが、フライパンにとって「NG行為」であると判明したのだ。
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■ネット上でも驚きの声続出
これまでの常識を覆したこの投稿は、12月14日17時時点で1,6万リツイート、6,2万いいねを獲得。ネット上では、「むしろこのジュッ!ってのが聞きたくて毎回やってた」「知らず知らずのうちにフライパンの寿命削ってたのか」「フライパンを拷問してたのか…ごめんよ」「脂や汚れが落ちやすくなると思ってた。それならどうすればいいんや…」など、驚きの声が続出している。
記者も、幼少期に母親から「汚れを落としやすくするために使ったら水につけなさい」と叩き込まれた影響ですぐに水を注いでいた…。では、使い終わったフライパンはどのように洗えばいいのだろうか。
和平フレイズに問い合わせたところ、「意外な事実」が明らかになったのだ…。
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■なぜフライパンが傷むのか
まずは、当たり前のようにやっていた行為でなぜフライパンが傷むのか聞いた。
「使用直後のまだ熱いうちに水をかけるなどして、フライパンを急に冷やすと製品本体の”収縮”が起きてしまいます。本体の変形や塗装面の剥がれにつながる恐れがあります 」(和平フレイズ)。
つまり、急激な温度変化によってフライパン表面の加工がずれ、結果的に劣化スピードを早めてしまうということだ。
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■正しい洗い方は…
では、使用後はどのように洗えばいいのか。前出の和平フレイズによると、水につける場合は熱々の状態ではなく、2分ほど時間を置いたほうがいいとのこと。
洗い方にも注意が必要なようで…。「洗う時は表面の加工を傷めないよう柔らかいスポンジと中性洗剤で十分に洗って下さい。表面の加工が傷む原因になりますので、スチールたわしや磨き粉(クレンザー)は使用しないで下さい。調理後少し時間を置いて、フライパンが十分冷えてから(手で触れる温度くらいになったら)洗って下さい。こびりついた汚れや油汚れを落とす場合は、温水での洗浄が効果的です」(前出・和平フレイズ)。
たわしでゴシゴシこするのもやりがちだが、こちらも「危険行為」の一つだった。フライパンを長く使うため、正しい洗い方を身につけたいところだ。