足が速いとモテる男子、絶滅危惧種だった 23年は「論破強い系男子」覇権の可能性…
2023年以降は「論破強い系男子」がモテる可能性。現役女子中学生の乙女たちに話を聞くと…。
人の魅力や価値観は、時代と共に変化していくもの。今回は2022年を振り返りつつ、翌年以降に「論破強い系男子」がモテる可能性を探っていきたい。
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■そもそも「モテる男子」とは?
幼い時分、多くの男子にとって「足が速い」とは最高の栄誉でありステイタスであった。歳をとるにつれ、その能力は特定の職業に就かない限り、社会的な価値は低下していってしまうが、やはり小学生時代にモテた男子といえば「足が速いやつ」である。
しかし近年では、そんな「足が速い男子神話」が崩れつつあり、世の小学生女子は「勉強ができる男子」「面白い男子」「優しい男子」といった新興勢力たちに魅力を感じているというのだ。
そして2023年を目前にし、記者が新たな可能性を感じているのが「論破の強い男子」である。
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■2022年の「ひろゆき旋風」がスゴい
ここ日本で「論破」の話題をするとなると、どうしても避けられない人物がいる。そう、「ひろゆき」こと西村博之氏である。
CoeFontのAI技術で #おしゃべりひろゆきメーカー を作りました。
ひろゆきに適当な事を喋らせよう!https://t.co/6B0YHjwKyT※ルールを守って楽しく遊んでね#CoeFont pic.twitter.com/tX5QCgbZtO
— CoeFont (コエフォント) (@coefont) September 5, 2022
今年2022年はひろゆき氏にまつわる様々なコンテンツが話題となっており、9月にリリースされたWebサービス「おしゃべりひろゆきメーカー」はその筆頭だろう。
ユーザーが入力した文字列を「AIによってひろゆきに喋らせる」という斜め上なサービス内容は多くのネットユーザーの心を掴み、同月には「ひろゆきによる代弁動画」がネット上に溢れかえる形となった。
となりのヤングジャンプ にて漫画『異世界ひろゆき』(原作:戸塚たくす 監修:ひろゆき)
本日から連載開始となりました よろしくお願いいたします第1話前編公開中、こちらから読めますhttps://t.co/7z2yeIOtkx pic.twitter.com/uKbyH9o25f
— 西出ケンゴロー (@garakuta_) July 8, 2022
また、7月にはWeb漫画サイト「となりのヤングジャンプ」にて、ひろゆき氏を主人公とした漫画『異世界ひろゆき』が、雑誌「コミックアルナ」にて同じくひろゆき氏が主人公の漫画『ひろゆき、異世界でも論破で無双します』が連載スタートとなり、漫画界および「異世界転生もの」界隈にもその名を轟かせることに。
12月6日には少女漫画誌『ちゃお』の公式YouTubeチャンネルに出演し、7日にはひろゆき氏初となる児童書、学習漫画『よのなかの攻略法 学校編』が発売…と、その勢いは全くとどまる様子を見せない。
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■完全に小学生のヒーローに
まさに八面六臂の活躍を見せたひろゆき氏だが、1日にベネッセホールディングスが発表した「小学生の流行語ランキング2022」にて、再度注目を集める。
小学3~6年生、13,816人に聞いた小学生の流行語ランキング一位。
「それってあなたの感想ですよね?」
先生やりづらそう。。。https://t.co/X3cjbRRrlE pic.twitter.com/XyUojrD5I5
— ひろゆき (@hirox246) December 1, 2022
なんと、ひろゆき氏の代名詞ともいえるフレーズ「それってあなたの感想ですよね?」が1位を獲得し、ネット上で大きな話題に。ひろゆき氏本人もツイッターにて「先生やりづらそう…」と漏らしており、もはやキッズの間で「ひろゆき氏ブーム」が到来しているのは間違いない。
…と、ここで可能性が浮上してくるのが、世の小学生女子たちは「論破の強い男子」に魅力を感じているのでは…という説である。
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■現役JCに話を聞くと…
そこで今回は、花も恥じらう中学生女子3名に「論破強い系男子」に魅力を感じるかどうか、尋ねてみることに。
まずは取材に協力してくれたAさん、Rさん、Yさんに「足の速い男子が人気だった(好きだった)時期はあるか」を質問したところ、いずれも「ある」との回答だったのだが…Aさんは「幼稚園まで」、Rさん、Yさん共に「小学2年生まで」とのことで、足の速い男子の魅力は蝉の寿命ほど儚い存在であると判明。
続いては、小学校中学年〜高学年の頃に人気があった男子の特徴を尋ねると、Aさんからは「面白さや頭の良さは関係なく、優しい人が良いです」とのコメントが見られ、Yさんも「面白さや頭の良さも重要だけど、結局は優しい人が一番です」と回答しており、現代のJCは「優しい男子」に魅力を感じているようだ。
ウォーミングアップが完了したところで今回の話の肝、ズバリ「論破が強い男子に魅力を感じるか、周囲では人気があるか」を確認したところ、「論破するやつは腹が立ちます」(Aさん)、「論破するやつはマジで無理です」(Rさん)、「普通に嫌です」(Yさん)と、バッサリぶった斬られてしまった。なお、突如乱入してきたYさんの母親も「娘と同意見」だそうで、完全にノリノリである。
しかし、彼女たちは決して「ひろゆき氏アンチ」というワケではなく「ひろゆきさんは面白いけれど、似たタイプの男子が身近にいるのはちょっと…」と、マイルドなフォローを入れていたことを補足しておきたい。
2022年末の現在、まだ「論破が強い=モテる」という方程式は成立しないようだが、翌2023年は果たして…?
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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)