ワールドカップを獲得したアルゼンチン代表メッシ マラドーナ超え達成か
白熱したカタールW杯。最後の笑顔を見せたのはアルゼンチン代表リオネル・メッシ選手。欲しいタイトルは全部獲得した。
1ヶ月に及んだサッカーの祭典、FIFAワールドカップカタール2022が幕を閉じた。今回は冬開催と欧州リーグの真っ只中に開催され、怪我で多くの有名選挙が出場できなかったが、最後に笑ったのはアルゼンチン、リオネル・メッシ選手だった。
■最後に笑ったのはメッシ選手
アルゼンチンはワールドカップの初戦でサウジアラビアにまさかの逆転負けを喫し、誰もがアルゼンチンの優勝は予測していなかったはずだ。
出刃票ではブラジルかフランスかスペインあたりと言われていたことから、決勝でもフランス有利が指摘されていた。
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■唯一手に入れていなかったのが…
メッシ選手は長年言っていた。「唯一手に入れていないのがワールドカップのトロフィーだ」と。
バルセロナ一筋で、日本のJリーグに当たるスペイン・リーガエスパニョーラ、天皇杯にあたるコパデルレイ、欧州最強チームを決めるUEFAチャンピオンズリーグ、そしてアルゼンチン代表ではオリンピック、そして南米選手権でタイトルを獲得したメッシ選手だが、ワールドカップでは2014年ブラジル大会の決勝でドイツに負けるなど、ワールドカップへの想いは非常に強かった。
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■これでマラドーナを超えたのか
長年、メッシ選手を巡っては「バルセロナでは結果を残すがアルゼンチン代表ではいまいちだ」との議論が長年続き、そのプレッシャーの中プレーしてきた。それもあり、アルゼンチン人の中では、「メッシはマラドーナを超えられない」との意見が強く、イメージが良かったわけではない。
メッシ選手がマラドーナを超えられない理由は、正にワールドカップだ。マラドーナは1986年のメキシコワールドカップでアルゼンチンを優勝に導いた。
だが、今回ワールドカップを獲得したことで、メッシ選手は実績的にマラドーナを超えたと言えよう。ワールドカップ無冠の天才から、真のサッカーの神様になったと言える。
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(取材・文/セレソン 田中)