香川照之、「もう一つの名前」で活動再開 関係者が語る復帰までの”裏側”
今年世間に衝撃を与えた香川照之。少しずつ再スタートを切っていて…。
2022年、大きな出来事は多々あったが、中でも香川照之に関する報道は世間に衝撃を与えた。9月29日のドラマ『六本木クラス』(テレビ朝日系)最終回に出演して以降、テレビから姿を消した香川。
だが、「もう一つの名前」で少しずつ再スタートを切っていて…。
■幅広い分野で活躍していたが…
香川は2013年のドラマ『半沢直樹』(TBS系)や16年の『99.9─刑事専門弁護士─』(同系)、昨年の『日本沈没─希望のひと─』(同系)など話題作に多数出演し、俳優として高く評価された。また、教養番組『香川照之の昆虫すごいぜ!』(NHK Eテレ)のカマキリ先生や情報番組『THE TIME,』(TBS系)で金曜司会を務めるなど、幅広い分野で活躍。
だが、今年8月に『週刊新潮』で過去に女性ホステスへ「性加害」を行ったことが報じられると状況は一転。出演していた番組は降板になり、9月の『六本木クラス』以降、テレビで香川を見ることはなくなった。
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■歌舞伎役者として復帰
事実上の活動休止状態になっていた香川だが、12月6日に十三代目市川團十郎白猿襲名披露の歌舞伎座『十二月大歌舞伎』に出演。市川中車として出演し、俳優復帰を果たした。
香川は2011年に「市川中車」を襲名して以降、俳優では「香川照之」、歌舞伎では「市川中車」として活動している。今回は、いわば「もう一つの名前」で表舞台に戻ったということだ。
ある芸能事務所関係者は、この復帰劇には驚いたと話す。「業界内では『少なくとも年内に芸能活動をするのは難しいのでは?』と囁かれていました。まずは歌舞伎の稽古で汗を流し、自分にできることから活動していくのかもしれません」(芸能事務所関係者)。
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■歌舞伎と俳優の両立は難しい
これまでは俳優と歌舞伎と”二足のわらじ”を履いていた香川だが、両立は簡単なことではなかった。
「ここ数年は1年に2~3本の連続ドラマに出演しながら、映画にも出るなど、俳優業が非常に多忙でした。結果的に歌舞伎役者の仕事が少なくなったことに対して、香川さんの中で気がかりな部分もあったようです。今回、復帰の場を与えてもらったことに対して恩義を感じていることでしょう。しばらくは歌舞伎の仕事に集中していくと思いますよ」(前出・芸能事務所関係者)。
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■演技力を評価する声も
SNSでは、今も香川に対する厳しい声が飛び交っている。ただ、香川の演技力を評価する声も多い。
ネット上でも、「香川照之はどんな悪役を演じても血の通った愛すべきキャラになる」「報道された内容は許せないと思うけど、香川の演技は好きなんだよな」「すごくショックだったけど、もう一回ドラマで香川さんを見たい」「彼の演技は凄く惹きつけられるし、また見たいって思うんだよな」といった声が飛び交っている。
「香川照之」としての復帰を待ち望む人の期待に応えられるか──。
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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)