あばれる君、『ポケモンSV』の構築記事を投稿 超害悪戦法でマスターランクへ…
無事マスターランクに乗ったことを記念して構築記事をアップしたようだが…。
Nintendo Switch用ソフト『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』に熱中しているタレント・あばれる君。無事マスターランクに乗ったことを記念して構築記事をアップしたようだが…。
■ポケモンの「構築記事」
ポケモン界隈には、自身のパーティーの構築を紹介する「構築記事」と呼ばれる文化が存在する。この構築記事はかなりお堅い内容となっており、使用ポケモンの技や個体値、きそポイントの振り分けや耐久ラインなどを計算式に基づいて記載したり、構築を作るに至った経緯や各ポケモンの役割対象、選出理由等を詳細に書く…というのが暗黙のルールとなっている。
ネット上にアップされている構築記事を参考に自分でもパーティーを作ってみたり、勉強して切磋琢磨するのがポケモントレーナーの修行の一環となっている。
なお誤字や計算間違いはもちろん、日本語がおかしかったりするとコメント欄で叩かれる…なんてケースも多く、フワッとした知識量で構築記事を書くのはオススメしない。
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■あばれる君が構築記事を投稿
そんな中、先日マスターランクに上がったばかりのあばれる君が自身のnoteにて、「マスターボール級到達記念怒涛の連勝ポケモン構築記事」というタイトルの構築記事を投稿。
「皆様、お久しぶりです。ハード構築記事ジャーナリストのあばれる君です」と挨拶しつつ、「最速100442位到達する事が出来た必勝メカニズムとロジックをここに明かしていきます」と序盤からボケまくり。
続けて「心の内を明かすなら、『160戦をこなし、鋼テラスタルの様に磨き抜いた構築をわざわざ世間の目に晒したくない』と言うのが本音」と明かすも、「それ以上に、『アナタに強くなって欲しい。』私が久しぶりに筆を取った理由はただこれだけです」と執筆理由を語っていた。
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■超害悪戦法を採用
あばれる君は、構築のエースとして「こだわりスカーフサザンドラ」を紹介。こだわりスカーフとは、同じ技しか出せなくなる代わりに素早さが1.5倍になる強力なアイテムであり、もともとの種族値が高いサザンドラとは相性が良いことで知られている。
しかしあばれる君が「こだわりスカーフサザンドラ」を採用した理由は「チャット欄で村山さんっていう人がオススメしてきたから」とのこと。
「こだわりスカーフサザンドラ」の運用方法は「初手出しあくのはどう全ツッパ」だそう。この「あくのはどう」は威力80命中100のあくタイプの特殊技で、20%の確率で相手をひるませるという追加効果がある。ポケモンにおける「ひるみ」とは、圧倒的な運要素であり、非常に強力なため「自分では使うが相手に使われたくない」超害悪戦法なのだ。
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■3体のみを紹介して締め括り
そんな害悪戦法を採用しているあばれる君だが、それだけでは勝ちきれなかったようで「80敗目の黒星を受け取った」頃に「キノガッサの対策しなきゃ」と思い立ったようで、「ラムを持ったラウドボーンと、防塵ゴーグルミミッキュ」の2体を採用したと報告していた。
ラムとは「ラムのみ」というポケモンに持たせるアイテムのことで、状態異常になったときに1度だけ食べて解除することができる。ぼうじんゴーグルはキノガッサが使う100パーセント相手を眠らせることができる技「きのこのほうし」を無効化できるアイテムで、両方ともキノガッサ対策となるものだ。
構築記事といえば、簡潔に無駄を省いた文章で1回で更新する…のが通例なのだが、あばれる君は「さぁ。ポケモンスカーレットバイオレットはまだ始まったばかりです。ランクマッチで勝てずに苦しむ貴方に少しでも役に立てれば幸いです。それではまたマスターボール級でお会いしましょう」と3体しか紹介していないのにも関わらず、文章を締めくくっていた。
今後、残りの3体の構築内容も紹介されるのか気になるところだ。
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(取材・文/Sirabee 編集部・北田力也)