うまく伝えたつもりでも… 約7割が経験している「言葉にまつわるトラブル」
相手に気持ちを理解してもらうのは、簡単なことではないのかもしれない。
人に自分の思いを伝える場合、言葉が重要になってくるだろう。しかし言葉が足りないせいで気持ちがうまく伝わらず、場合によってはトラブルに発展することもあるようだ。
■約7割「言葉が足らずトラブル」
Sirabee編集部が全国の10代~60代の男女1,000名を対象に実施した調査では、全体で72.9%が「言葉が足りないせいでトラブルになった経験がある」と回答した。
男女別で見ると、男性が78.0%、女性が67.4%となっていた。
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■言葉足らずの上司にイライラ
言葉足らずの上司がいる20代女性は、「上司が曖昧な指示ばかりしてくるため、最初のうちは『認識の違い』で注意されることが多くて困っていました。上司自身は、自分にも悪いところがあることを気づいていないんですよね。そのために、こちらもイライラしてしまう負の連鎖が続いていました」と悩みを打ち明けた。
しかし今では上司への対応方法を理解しているようで、「上司の性格を変えるのは難しいために、今は嫌というほどにこちらから確認するようにしています。あまりにいろいろと聞かれて上司が嫌な顔をしているときがありますが、後からやり直しになるほうがもっと面倒なことになるので…」と話を続けた。
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■好きな気持ちを伝えるのに
交際相手に気持ちを伝えていなかった20代男性は、「以前、付き合っていた女性に、『気持ちを伝えてくれないので、いつも不安になっている』と言われてしまいました。そう言われても恥ずかしくて好きな気持ちを伝えられずにいたら、『他に好きな人ができた』とフラれてしまって…」と当時を振り返る。
しかし限度もあるようで、「そこから『きちんと気持ちと伝えるべきだ』と学んで、今の彼女にはたくさん『好き』と言っていたんです。そしたら、『そんなに言われると嘘っぽい』と返されて…。恋愛って、難しいものだと痛感しましたね」と複雑な気持ちを述べた。
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■やり取りを文章に残す
言葉足らずの親に似てしまったという30代女性は、「家族の場合だと、適当な指示でも分かり合えることも多いので困らなかったのですが…。ただ職場などでは、そうはいきませんね」と気持ちを述べる。
トラブルがないように工夫はしているようで、「仕事のやり取りは、できるだけ文章に残すようにして対応しています。口頭だけのやり取りだと、頻繁に私の説明不足が起きてしまうので…。向こうとしても文章のほうが覚えておきやすいので、お互いにメリットがある方法だと思っています」とも話していた。
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(取材・文/Sirabee 編集部・ニャック)
対象:10代~60代男女1,000名