「あなたはゴキブリですか?」 アース製薬のストロングすぎるゲームが話題に
アース製薬が年の瀬に公開したゴキブリ体験ゲーム。これがいまめちゃくちゃバズっていて…。
アース製薬が26日に公開したスマホ用無料ゲーム「アース製薬からの脱走」が話題を呼んでいる。自身がゴキブリになり室内の食べ物を探し歩くというぶっ飛んだコンセプトのゲーム。その内容は想像以上にストロングで…。
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■「あなたはゴキブリですか?」
記者が試しにプレイしてみた。まず、ゲームページを開くと「あなたはゴキブリですか?」という唐突な質問ページが表示され、「はい」「いいえ」の2択が現れる。
ここが早くもゲーム開始の大きな分岐となっており、「ゴキブリとは失礼な。私は人間だ!」と感じ仮に「いいえ」を選んでしまうとゲームには進めない。アース製薬のリクルート(採用)ページへ強制的に飛ばされるという、だいぶストロングな仕様になっているのだ。
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■ジャンルは「FPG」?
「はい」を選べばゲームスタート。「きたな、ゴキブリ」というセリフとともにアース製薬研究員の写真(実際はイメージ)が表示され、「部屋に入ってきた侵入者を駆除する。私たちは当たり前のことをしているだけ。(中略)せっかくだから、あなたのために開発したステキな商品を紹介するね。」との説明文。
ゲームに入っていく。ゲーム自体はゴキブリ視点で床や壁を動き回るという、“FPG(ファーストパーソン・ゴキブリゲーム)”になっており、床に落ちているポテトチップスを複数ゲットして部屋から見事脱出できればゲームクリアーだ。
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■効き目すごいやん…
しかしゴキブリ最大の敵であるアース製薬が手掛ける殺虫剤(同社HPでは呼称が「虫ケア用品」)の数々。例えば食べ物かと思ったら駆除エサ剤「ブラックキャップ」だったり…。万が一エサと勘違いして食べてしまうとゲームオーバー。「これこれ!脳にガツンとくるうまさ」「うまい! 宝箱や!」とどこかで聞いたことのあるようなグルメなセリフを出して殺虫剤を食べてしまうゴキブリがちょっと不憫にも思えるが、これぞブラックキャップの誘引力でもある。
他にも「ごきぶりホイホイ」や、人間が「ゴキジェットプロ」を持って追い回してきたり、くん煙タイプの害虫駆除剤「アースレッド プロα」が噴出されたりと、数々の艱難辛苦を味わうことになる。自然な商品PRうますぎないか…。
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■当面公開の予定
自身がゴキブリとなってプレイするという前代未聞のゲームは話題を呼び、公開直後はアクセス集中のため接続しづらい状況に陥っていたが、大手メーカーであるアース製薬がマジで作ったゲームは遊びごたえもユニークさも最高だった。
ちなみに同社担当者はsirabee記者の取材に対し「たくさんの皆様に『#アース製薬からの脱走』をプレイしていただき、ありがとうございます。難易度が高いゲームですが、脱出成功に向けてトライいただければと思います」とニッコリ邪悪な笑み。
ゲーム公開終了日はまだ決まっておらず、年末年始はゴキブリの気持ちを理解した上で害虫駆除に勤しむべきと感じた。
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(取材・文/Sirabee 編集部・キモカメコ 佐藤)