飲食店員、ウーバーイーツ配達員のマナーに怒り　「お客さんの通る場所に…」

自宅にいながら、様々な料理を食べられる「Uber Eats（ウーバーイーツ）」。お店から客の自宅まで運ぶ配達員によって成り立っている。ただ、飲食店の店員は一部配達員のマナーに眉をひそめているようで…。

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■配達員によって成り立つ仕組み

「Uber Eats」はコロナ禍で身近になったフードデリバリーサービス。アプリを開くと、和食・洋食・中華と様々なジャンルの料理が並んでいる。

客が食べたいお店のメニューを選択すると、お店にその情報が届き料理を作る。その間にお店の近くにいる配達員が自転車やバイク等で料理を取りに行き、客の元まで運ぶ…という流れだ。

配達員の状況によって異なるが、大体注文して20～30分、早ければ15分ほどで料理が届く。

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■「ウーバーには助けられた」

都内で居酒屋を営むAさんは、ウーバーの配達員には感謝していると話す。

「料理を作り始めると大体、10分くらいで受け取りに来てくれます。お客さんのところにも迅速に届けてくれますし、今までクレームが来たこともありません。コロナでお店での営業ができなかった時、夜遅い時間帯の配達にも対応してくれてすごく助かりました」（Aさん）。

ウーバーを導入して間もなく3年経つが、新たな客の獲得にもつながっているという。「昨年、飲食店の”自粛”が解除されてすぐ、女性のお客さんが一人で来てくれました。お店に来た理由を聞くと、ウーバーで弁当を何度か頼むうちにお店で食べたくなって足を運んだそうです。ウチのお店はどちらかというと男性客が多いので、ウーバーがきっかけで新しいお客さんが来てくれて嬉しいですよ」（前出・Aさん）。

今まで知らなかったお店に気付くことができるのも、ウーバーの強みかもしれない。

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■急かしてくる配達員も…

一方、都内のレストランで働くBさんは、ほとんどの配達員はきちんとしていると前置きした上でこう苦言を呈す。「たまに配達員が急かしてくることがあるんです。『まだかかりますか？』と何回も聞いてきて、挙句の果てに『ちょっと遅すぎませんか？』とキツい口調で文句を言われました。うちのお店はスタッフが少なく、店内のお客さんが多い時はどうしても待たせてしまうことがあります。それでも、私達も少しでも早く提供しようとしているのに、その言い方はないんじゃないか…と思いますね」（Bさん）。

配達員側も勤務時間内にいかに料理を多く届けられるかが重要だ。1軒でも多く配達したいという焦りからお店のスタッフに苛立ちをぶつけてしまったのかもしれない。

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■「腹が立った」行動とは…

前出のBさんによると、配達員が来てもまだ料理ができていない時はお店の外で待ってもらうことがあるという。その時にこんなことがあったそうで…。

「待ち時間にお店の入り口付近でタバコを吸っていたようですが、その配達員が帰った後、外に出ると吸い殻が捨てられてました。そこはお客さんも通る場所なのですごく腹が立ちました。ほとんどの配達員はきちんとしているのに、ごく一部そういうマナーの悪い人がいるんですよね…」（前出・Bさん）。

ウーバーは飲食店との信頼関係で成り立っていると言っても過言ではない。配達員一人一人が良識ある行動を心がけてほしい。

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（取材・文／Sirabee 編集部・斎藤聡人）