「丸亀製麺の青い制服が作るかき揚げはうまい」噂を検証 お店で見た光景に驚き…
丸亀製麺の麺職人に関するネットの噂。実際にお店で食べて味を確かめてみると…。
安くて美味しいうどんが食べられることでおなじみの丸亀製麺。同店には、青い制服に身を包んだ「麺職人」と呼ばれる人がいる。
ネット上では、「青い制服の人がいるお店のかき揚げはうまい」という噂が広がっていて…。
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■丸亀に関するネットの噂
噂の発端となったのは、あるツイッターユーザーの投稿。「青い制服の人が作った時だけかき揚げが異常に美味い事には気付いていた」と、丸亀の青い制服のスタッフが作るかき揚げが普段とひと味違うことを綴ったのだ。
ネット上では、「丸亀よく行くけど知らなかった」「同じ材料、同じ道具を使って、そんなに味の差が出るんですね」「 まさしく神の手」「地元にも来てほしい」など、驚きの声が多数あがっている。
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■選ばれし者が着られる「青い制服」
そもそも「青い制服」の存在を知らない人もいるだろう。丸亀には、麺作りの技術・知識の優れた人に与えられる「麺職人」という称号がある。
丸亀製麺の公式ホームページによると、麺職人は全国に1,030人(2022年11月30日時点)存在し、通常の白い制服ではなく襟や袖に紺色が入った制服を着ているとのこと。この服を着ている人が”青い制服”と呼ばれるのだ。
ちなみに、「麺職人」は一つ星・二つ星・三つ星・四つ星とランク分けされており、「二つ星」まで取得しているのはわずか4人。上位ランクである三つ星・四つ星に至っては0人だという。
「麺職人」の道のりがいかに険しいかが分かる。
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■かき揚げ作りにも関わるのか
ネットで噂される「青い制服の人」がどのランクかは分からないが、「麺職人」はその名の通りうどん作りのエキスパート。かき揚げ作りに関わることもあるのだろうか。
この疑問を晴らすべく、丸亀製麺の本社に取材を申し込んだが、今回は難しいとのことだった。これは実際に食べて確かめるしかない!
一つ星の麺職人がいるという東京・神田小川町店に足を運んだ。今回は、「玉子あんかけうどん」(並・490円)と「野菜かき揚げ」(160円)、「えび天」(170円)を注文した。
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■かき揚げを食べてみると…
まずは、うどんをすする。他の店舗よりコシが強く、もちもちした食感だ。麺職人の実力を噛み締めながら、かき揚げをいただく。
揚げてから少々時間が経っているようだが、サクサクした食感で美味しい。エビ天も同様だ。
ただ、もともと丸亀の天ぷら・かき揚げは美味しいだけに、正直違いが分からない…。この日、青い制服を着た男性の姿は確認できたが、かき揚げを作るコーナーとは距離があり、こちらでは中年の女性店員が汗を流していた。
記者が見る限り、「麺職人」は麺を一心不乱に打っており、かき揚げを作る場所に足を運ぶことはなかった。麺を打つ手付きは実に鮮やかで、そちらに驚いてしまった。客のいない営業時間前後に何らかの指導をしていた可能性もゼロではないが、断言はできない。
「麺職人」はここ数年、メディアに出演する機会が増えている。果たして、かき揚げ作りにも関わっているのか──。いつの日か「真相」を話してくれる日が来ることを信じたい。
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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)