万引きに悩むコンビニ店主　「今週の泥棒たち」と題した防犯カメラ映像を公開

アメリカ・ニューヨークのコンビニの店主が、店で万引きを繰り返す若者を止めようと、防犯カメラの映像を公開した。映像は「今週の泥棒たち」というタイトルとともに、店内で流されているという。

店主が『NEW YORK POST』などの海外メディアの取材に答え、悪質な万引き犯への尽きない悩みを吐露した。

■4人組で巧みに万引き

ニューヨーク州・ブルックリンにあるコンビニを経営するマジェド・アルバリさんは、日常的な万引きに悩まされていた。特に懸念していたのは、店の近所の女子校に通う4人の学生グループによる盗みだ。

少女たちは決まった4人のメンバーでマジェドさんの店を訪れ、1人が周囲を見張り、別の1人がスナックやジュースをコートのポケットに詰め込む。その間、他の2人は盗んでいる人を体で隠して死角を作り、店員から万引きがバレないようにするのだという。

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■反省せず「またやる」

マジェドさんは一度少女たちを捕まえ、「お金がなくてお腹が空いているなら、無料でサンドイッチをあげる」「でも店のものは盗まないでくれ」と伝えたという。

ところが少女たちは反省せず、「また万引きする」と笑って答えた。そして発言通りに、その後も万引きを繰り返したそうだ。

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■防犯カメラの映像を上映

悩んだマジェドさんは、思い切った行動を取ることにした。少女たちが万引きしている様子が映った防犯カメラの映像を、店のレジカウンターの後ろで上映し始めたのだ。

映像には「今週の泥棒たち」とタイトルが添えられており、4人の少女が笑いながらスナックを盗む姿が、店を訪れる客に見えるようになった。

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■校長に映像を送るも…

4人の少女と同じ高校に通う別の生徒によると、少女たちはマジェドさんの店に「もう行きたくない」と話しているが、特に反省はしていないようだという。

マジェドさんは高校の校長にも防犯カメラ映像を送ったが、「学校の外でしたことだからどうしようもない」と告げられたそうだ。

マジェドさんはメディアの取材に答え、「彼女たちにとってはただの楽しいイタズラでも、僕たちは生活がかかっているんだ」と心情を吐露している。

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（文／Sirabee 編集部・Sirabee編集部）