『どうする家康』で気になる三英傑 信長・秀吉・家康の人気度を調べてみたら…
今年の大河ドラマでは織田信長を岡田准一、豊臣秀吉をムロツヨシ、そして徳川家康は松本潤が演じている。
第3話まで放送されたNHK大河ドラマ『どうする家康』。マツジュンこと松本潤の主演、『コンフィデンスマンJP』の古沢良太が脚本を務め、家康の妻・瀬名姫に有村架純、剛勇・本多忠勝を山田裕貴が演じるなど演技派も顔を揃えている。
大河ドラマといえば、やはりダイナミックな戦いが多い戦国時代と幕末が人気を二分する。中でも戦国時代は、織田信長・豊臣秀吉・徳川家康が、「三英傑」と呼ばれ、ドラマでもその他の作品でも人気のキャラクターだ。
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■性格の違いが歌にも
「鳴かぬなら殺してしまえホトトギス」の歌でも評される信長は、大大名の今川義元を桶狭間で破り、足利義昭を奉じて畿内を統一。右大臣に上るも、本能寺の変で明智光秀に討たれた。波乱万丈の人生やリーダーシップが今も尊敬を集め、人気ゲームのタイトルにもなっている。
苗字もなかった貧しい身分から天下統一し、関白にまで上りつめた秀吉は、立身出世の代表格。ドラマでは愛嬌のあるキャラクターで演じられることが多い。
秀吉に続く形で最後まで長生きし、征夷大将軍に任ぜられて豊臣家を滅ぼした家康は、その経緯から「タヌキ」などと呼ばれることも。一方で、忍耐を続け、「鳴かぬなら鳴くまで待とう」と言われる生き方への評価も。
今年の大河では家康が主役だが、現在の人気度はどのようになっているのだろうか。
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■信長が一番人気
Sirabee編集部が、全国10〜60代男女1,000名を対象に調査したところ、全体の45.8%と5割に迫る支持を集めたのは、織田信長。最後は謀反によって非業の死を遂げたものの、尾張半国の守護代のそのまた分家から勝ち進んだ強さやカッコよさが評価されているのだろうか。
2位は徳川家康で34.7%の得票。260年余り続いた江戸幕府を開いた安心感だけでなく、今年の大河主役であることが影響した可能性も。
豊臣秀吉は意外にも19.5%と2割を下回る得票で3位に。秀吉は、晩年に甥の秀次一族を虐殺したこと、文禄・慶長の役で朝鮮に出兵し、無為な血を流す結果となったことなどが否定的に働いたかもしれない。
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■家康は北信越で1位に
三英傑はいずれも現在の愛知県出身。信長・秀吉は西部の尾張、家康は東部の三河出身だが、その後の人生においてはゆかりのある場所が異なる。地域差についても見てみると…。
信長は、北信越を除く全ての地域で人気1位に。中でも北関東では6割、北海道・東北でも5割を超えた。ちなみにこの2地域はいずれも、信長の勢力はほぼ及ばなかったエリアだ。
家康は、北信越で47.4%の得票で1位。東京を含む南関東や地元・愛知を含む中部でも4割を超える支持となった。大阪城を構えた秀吉は、近畿で28.0%の得票。北関東での支持率は家康を超えて22.4%となった。
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■女性人気が高い家康
大河の主役・家康に絞って見てみると、男性よりも女性の人気が高いことがわかった。男性の30.1%に対して、女性では39.3%。60代ではとくに高く、68.2%が家康派だ。ドラマの影響だとすると、やはり嵐・マツジュンへの期待の現れかもしれない。
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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト)
対象:全国10代~60代男女1,000名(有効回答数)