EXITりんたろー、介護バイト時代の“リアルな実情”を明かす お風呂で…
8年間、介護の現場で働いたことのあるりんたろー。アルバイトと身内を介護することの違いについて語った。
お笑いコンビ・EXITのりんたろー。が、2日放送の『ABEMA Prime』(ABEMA)に出演し、介護アルバイト時代を振り返った。
■介護人材の高齢化・離職が問題に
番組では今回、高齢者を介護することの大変さについて取り上げられた。介護人材の高齢化・離職などが問題になっているという。
介護業のアルバイトに8年間勤めていたりんたろー。は、アルバイトとしての介護と家族の介護の違いについて言及。
アルバイトの介護は、「シフトが終われば介護から解放されるわけですよね」「少ないにせよバイトを頑張れば給料をもらえると」と、時間の区切りがあることや賃金がもらえることを話す。
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■アルバイトと家族介護の違い
一方で、家族の介護をするときは、「お金をもらえるどころかドンドンドンドンなくなっていく」「終わりもない」と、見返りがないことから全く違うものと主張。また辛くなったら、「バイト最悪辞めたっていいわけじゃないですか」とも付け加えた。
さらに、自身の親が認知症になったり暴言をかけるようになった場合を想像して、「自分の生活なんてどうしていけばいいんだろうって、想像しただけでちょっと考えられないぐらい追いこまれてしまうというか…」と悲観した。
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■アルバイト時代を振り返る
その後も、アルバイト時代に目の当たりにした介護現場の大変さについて語る場面も。「お風呂介護中に用を足してしまう人もいたし」「女性の方だと、トイレに連れてってもらうのが恥ずかしいからって、水を飲むのを控えるんですよね。それで脱水症状になったりとか」と当時を振り返り、そのリアルな実情を伝えた。
現場の従業員については、「やっぱり1ヶ月2ヶ月経ったらねすぐ辞めてってしまうんですよ。とくにこれ男性が多かったんですけど」と辞めていく人も多い一方で、「優しい、やりがいだけでやってくれるようなおばちゃん」もいたと明かした。
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(文/Sirabee 編集部・栗原コウジ)