張本勲氏、横浜DeNA・牧秀悟選手の練習に異議 「下半身強化には…」
DeNA牧秀悟選手の一風変わった練習に張本氏が苦言。推奨する練習は…。
5日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)で、張本勲氏が横浜DeNAベイスターズの牧秀悟選手が実践した練習をバッサリと斬った。
■牧選手が特殊なトレーニング
プロ野球の春季キャンプを特集したこの日の放送。そのなかで横浜DeNAの牧選手が上半身に20キロの重りが入ったベストを着用しながらティーバッティングを行う様子を取り上げる。
番組によると目的は下半身の強化だそうで、上半身を重くした状態でバットを振り込むことで、下半身も強くなるのだと紹介された。
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■上原氏が目的を解説
牧選手の一風変わった練習について質問を受けた上原氏は「あれは下半身トレーニングで、僕らもピッチャー陣がああいうトレーニングをしますし」と語る。
司会の関口宏が「下半身トレーニングで上に重いものを着る?」と質問すると、同氏は「あれでスクワットをしたりとかしますから。下半身強化のためにつけている」と解説。
すると張本氏が「まあ気分転換だと思うけどね、あんまり意味がない、意味がないよ。下半身は走ることなんですよ、強くするには」とツッコミを入れた。
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■走り込みが1番?
張本氏はさらに「あれをやるとね、バットスイングが鈍くなるから。重いものを抱えているから」と指摘。
そして「ワンちゃん(王貞治氏)みたいにね、調子が悪いとずっと10週ぐらいグラウンドを走るんですよ。下半身強化には走ることが1番なんですよ」と牧選手の練習をバッサリと斬る。
上原氏は張本氏の持論に笑顔を浮かべ、否定も肯定もしなかった。
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■年代で意見が分かれる「走り込み」
レギュラーコメンテーター時代から「下半身強化には走り込み」と繰り返し発言してきた張本氏。今回もその持論を踏襲した形だ。
Sirabee編集部が全国の10~60代の男女1,732名に実施した調査で、「野球選手は走り込みで鍛えるべき」と考えている人は33.7%。
年代別で見ると張本氏の現役時代を見たことがある人が多い50代は53.0%と走り込み派が半数を超える。また、60代も49.4%に。一方若い男性や女性は走り込みに懐疑的な見解を持つ人が多い。
1月以来の登場で、一貫性のある野球理論を語った張本氏。その姿勢を評価する声もあったようだ。
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(文/Sirabee 編集部・佐藤 俊治)
対象:全国10代~60代の男女1,732名(有効回答数)