杉村太蔵、元秘書官のLGBT差別に困惑 同性婚めぐる首相の説明も求める
性的マイノリティーや同性婚に対し、差別的な発言をして更迭された荒井勝喜元首相秘書官。杉村太蔵はこれに困惑し…。
性的マイノリティや同性婚への差別的な発言で更迭された荒井勝喜元首相秘書官について、5日生放送の『サンデー・ジャポン』(TBS系)で杉村太蔵がコメント。発言に信じられないような様子を示すとともに、同性婚に関して岸田文雄首相の説明も求めた。
■性的少数者に「見るのも嫌だ」
荒井元秘書官は3日夜、記者団のオフレコ取材に対して、性的マイノリティや同性婚に関し「見るのも嫌だ」「隣に住んでいたら嫌だ」「認めたら国を捨てる人が出てくる」などと発言。
その後、「やや誤解を与えるような表現をした」として撤回したが、翌朝に岸田首相は「政権の方針とは全く相容れない発言で言語道断だ」などと即座に更迭を表明した。
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■「信じられない」と困惑
この一件に対し、杉村は「いやぁこれ聞いて、本当にこんなこと言ったのかなぁって、信じられない思いで」とコメント。あまりの発言内容に、事実かどうかさえ疑ったと困惑した。
また、1日の国会で同性婚に「社会が変わってしまう」などと否定的な考えを示した岸田首相に対しても、「その前に総理もね、『社会が変わってしまう』『家族観が変わってしまう』『慎重にしなければいけない』って、どう悪く変わるのか、何を懸念しているのか」と疑問視。
「もう少しそこを説明しないと、週明けからの国会でも議論になっていくんじゃないかなぁって」と、首相の説明不足を指摘した。
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■太田光も同調
これを聞いたMCの爆笑問題・太田光も、「『新しい資本主義』ってことを言ってて、要するに岸田さんは社会を変えようとしてるわけですよね」「その総理の言う変わり方と、こっち(同性婚)の変わり方と何が違うんだ、どこが悪いんだって思うけどね」と杉村に同調する。
杉村もさらに「『多様な社会に変える』って言ってる割にはね」「これは大きな問題になっていくんじゃないかなと」と、議論の拡大を予想した。
一方、リモートで出演したイェール大学助教授の成田悠輔氏は、首相はじめ自民党議員が同性婚に否定的な発言を繰り返していることに言及する。
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■成田悠輔氏は一部理解
成田氏は続けて、「これだけ多いってことは、そういう感覚を持っている人が、世の中にも多いということだと思うんですよね。それに対するサービスっていう部分があると思う」「実際、ここ数年の世論調査とかを見ても、同性婚に反対の人の割合って20~40%くらいはいるわけなんで」と指摘。
「そう考えると、今の段階でも、3分の1くらいの人たちは、ニュアンスとか強さこそ異なれ、同性婚に否定的だったり嫌悪感を持ってるっていう現実をよく理解することが大事」「それを理解せずに、単に政府のことだけを叩いたり炎上させたりしても、あんまり理解は深まらない。分断が深まる一方なのかなと」と続け、一部理解を示す形となった。
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(文/Sirabee 編集部・玉山諒太)