福山雅治×大泉洋、13年ぶりの無敵バディ誕生 4月期日曜劇場『ラストマン』
全盲の人たらしFBI捜査官と、犯人逮捕のためには手段を選ばない孤高の刑事が難事件に挑む。
■「最強のバディとしてドラマを…」
護道心太朗役の大泉からもコメントが。
大泉:護道心太朗という人物は祖父の代から続く警察官僚一家で、自らもキャリアでありながら官僚ポストにはつかず、現場にこだわり、ときには⼿段を選ばず、犯⼈を挙げることだけに異常なまでに心血を注ぐ人物です。
福⼭さんとの共演は、13年前の『龍馬伝』(NHK)ぶりになります。最近は「福山さんのモノマネをする人」または「福山さんの面白伝説を語る人」と思われがちでしたので、刑事ドラマという私も初めて挑戦する新しい世界でしっかりと共演できるのはとても光栄です。
最強のバディとしてドラマを最高に盛り上げつつ、新しい福山さんのモノマネと新作の「福山雅治伝説」を仕入れるのが私の使命と感じております!どうぞ、様々な観点でご期待ください(笑)。
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■「テーマは『多様性』と『寛容さ』」
脚本を務めた黒岩氏のコメントは下記の通り
黒岩氏:目が見えない方々に取材といいますか、楽しくおしゃべりする時間をいただきました。当たり前なのですが、目が見えない方々にとって私の外見は一切関係なく、選ぶ言葉や話す内容、考え方など、中身だけでこちらの人間性が判断されます。
なんだかすべてを見透かされているような気分になり、誰よりも人の本質を見抜く目を持っているのだと感動しました。『ラストマン』は皆実広見という全盲のFBI捜査官が活躍する娯楽エンターテインメントです。
全話を通して明かされていく大きな秘密やどんでん返しも用意してありますし、家族全員がワクワクドキドキしながら難しいことは一切考えずに、ひたすら楽しめる連続ドラマを目指して脚本を書かせていただいています。
でも、この物語の根底にあるテーマは「多様性」と「寛容さ」です。最高のエンターテイナー・福山雅治さんと大泉洋さん、そして魅力的な仲間たちが、社会で苦しんでいる人たちやマイノリティーを切り捨てている今の残酷で息苦しい時代を、痛快に打ち破ってくれるはずです。
このドラマを見た人が自分の周りにいる人たちに優しくなれる。相手の気持ちを慮り、一緒に学んだり働いたりしていこうと思える。そんなきっかけになれれば幸いです。
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■「ドラマ史に残る、新たな名バディ」
演出の土井裕泰氏と、編成プロデュースを担当した東仲恵吾からもコメントが到着。
土井氏:福山雅治×大泉洋という最高のコンビのセッションにいま立ち会えることは、作り手としてとても特別なことだと、ちょっと震えながら日々撮影を進めております。ドラマ史に残る、新たな名バディの誕生をぜひ期待してお待ちください!
東仲氏:4月の日曜劇場は、福山雅治さんと大泉洋さんという最高の2人をお迎えして、日曜の夜に楽しんでご覧いただける痛快ミステリーエンターテインメントをお届けします。今回、主人公・皆実を通して描いていることは、“多様性”であり“人とのつながり”です。
今作を作っていく中で、皆実と同じ視覚障がいのある方々にお話をうかがう機会をいただきました。そこで強く心に残ったのは、“困ったら躊躇なく手助けを求めるし、そのことに心から感謝する”という言葉でした。
その会話を通して、今作で描く主人公は1人でなんでもできるスーパーヒーローではなく、周りの力も借りて事件を解き明かしていく“新時代のヒーロー”にしようと決めました。人の力を借りて達成することのほうが1人でやるよりよっぽど大変だけど、人と力を合わせるからこそ解決できる…そういうお話になっています。
そして、回を追うごとに次第に明らかになっていく主人公・皆実の秘密、心太朗の過去、さらに複雑に行き交う本格的な人間ドラマも目を離せない大きな見どころになります。
人間的愛らしさもあり、どこにいっても人の輪を作る魅力を持っている主人公を考えたときに、世界中で愛されているエンターテイナーである福山さんしかいないと思い、オファーをさせていただきました。
実際に撮影前に福山さんと何度もお会いさせていただきましたが、自然と人を虜にするかっこよさと周りを明るく元気にさせる魅力に溢れていて、皆実そのものでした。そして、そんな皆実のバディは毒づきながらもものすごい愛に溢れた人にしたいと思ったとき、国民的俳優の大泉さんが思い浮かびました。
大泉さんとは以前、一度だけご一緒させていただいたことがあるのですが、周りを笑顔にするひょうきんさを持ちつつ、誰よりも役に真摯に向き合うギャップがすごく素敵で、今回の心太朗という二面性のある人物にはうってつけの人だと感じております。
この2人だからこそ醸し出せるやりとりこそが、一朝一夕ではない“無敵のバディ”を作り出してくれると確信しています。すでに撮影は始まっておりますが、ワクワクが止まらない最高のエンターテインメントに向かっております。ぜひ、お楽しみください。
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(文/Sirabee 編集部・ホンマみつる)