行きたいけれど寒すぎる… 5割の人が“ギリギリまで我慢した”ことがあるモノ
行きたいけれど、行きたくない…。トイレの寒さについ我慢をしてしまうという人もいるようだ。
冬の寒さが厳しい日、暖かい場所から寒い場所に行くのを億劫に感じる人は多いだろう。それがトイレであったとしても…。
■寒すぎてトイレをギリギリまで我慢
Sirabee編集部が全国の10代〜60代の男女1,000名を対象に実施した調査では、全体で53.0%の人が「トイレが寒すぎてギリギリまで我慢したことがある」と回答した。
なお男女別に見ると、男性は43.4%、女性は61.0%という結果になっている。
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■寒いとトイレが近くなる
編集部が話を聞いた40代の女性は、「寒くなると夏に比べてトイレが近くなる気がするのですが、暖かい部屋から出たくなくて悶々と過ごすことがあります」と述べた。
尿意を感じる頻度が増えるため、余計に我慢しているということを強く感じてしまうそうで、今年からトイレに人感センサー式のファンヒーターを置くようにしたという。
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■我慢のし過ぎで寝不足気味に
毎晩トイレに起きてしまうという70代の女性は、「季節を問わず夜間に1、2回トイレに起きるのですが、冬は布団から出たくなくてついギリギリまで我慢して寝不足気味になることがあります」と述べた。
寒いトイレから戻った後もなかなか寝付けないため、こんなことなら早く行けばよかったと思いつつ、結局葛藤を続けてしまうのだという。
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■寒いとトイレが近くなる原因
寒いとトイレが近くなるのは、“夏に比べて汗などで体から排出される水分が減り尿として排出される”、“冷えで末梢の血管が収縮して体内の血液量が増え、それを調整するために腎臓でつくられる尿の量が増える”、“寒さが刺激となり尿意を感じる交感神経のはたらきが強くなる”、といった理由が考えられるという。
この理由を踏まえて、過剰に水分を摂取しない、適度な運動をして温かい食事を摂るなど、排出される尿の量をなるべく増やさないような生活を心掛けることで、トイレを我慢し悶々とする回数が減らせるのかもしれない。
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(取材・文/Sirabee 編集部・蒼羽 結)
対象:全国10代~60代男女1,000名 (有効回答数)