花粉症に苦しむ店、張り紙に謎の修正が… 追記6文字の正体が「最高すぎる」と話題
この時期、人類を悩ませる存在筆頭の花粉症。甚大な被害を受けて掲出された張り紙の内容が「最高すぎる」と話題に…。
草花が美しく咲き誇り、暑がりも寒がりも適応できる過ごしやすい気候が魅力の春。四季の中では最も過ごしやすい季節といえるが、多くの人類を苦しめる「花粉症」のシーズンであることは決して無視できない。
現在ツイッター上では、花粉症に関する「店内の張り紙」に、共感の声が寄せられているのだ。
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■「花粉症」に苦しむ店が掲出したのは…
今回注目したいのは、京都市にある「山岡酒店」が投稿した1件のツイート。
「症状がひどくなってきておりますので、店内に張り紙をしました。皆様もお大事に」と綴られた投稿には、「花粉症」に関する呼びかけが記された張り紙の写真が確認できる。
「声のかすれ、鼻声等の症状がありますがご理解ください。同士の皆さん、共に乗り切りましょう」という心強いメッセージが記された張り紙だが、冒頭部分に奇妙な「修正跡」が。その内容とは…。
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■「めっちゃ分かる」と共感の声続出
元々は「花粉症の店員がいます」と書かれていた箇所は二重線で取り消され、なんと「花粉症の店員しかいません」と、手書きで修正されていたのだ。
こちらのインパクトあふれる修正内容は多くの人々の注目を集めており、件のツイートは投稿からわずか数日で2.5万件ものRTを記録するほど、大きな話題に。
他のツイッターユーザーからは「切実すぎる…」「私も重度の花粉症なので、お気持ち分かります」「これは良い張り紙」「うちの店にも貼ろうかな…」などなど、共感の声が多数寄せられていたのだ。
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■「花粉症」が生んだ絆に驚き
記者自身も花粉症に苦しむ身であり、張り紙の内容が他人事とは思えない。そこで今回は、話題のツイート投稿した「山岡酒店」に詳しい話を聞いてみることに。
取材の結果、オリジナルの張り紙が登場したのは2021年の春からで、二重線による「しかいません」表記が出現したのは今年からと判明。
ツイート投稿の経緯について、山岡酒店は「3月1日に例年のような内容で張り紙を用意したものの『花粉症でない店員はいないから、実際と少し違うね』と感じ、修正しようとなりまして、写真の内容に訂正して2日に貼り直し、店のツイッターより投稿したところ…思いがけない反響があった次第です」と振り返る。
花粉症には相当苦しめられているようで、「今年はくしゃみ・鼻水のほか、喉にもしっかり影響がでている印象です」と、花粉症に苦しむ人々を代表するかの如きコメントも飛び出した。
しかしその後、「店頭の張り紙をご覧になった方々から、ねぎらいや励ましのお言葉をたびたび頂きまして、そのぶん気が楽に感じられます」「ツイッターでも応援してくださる方々が多く、思いがけず温かい人情に触れられた思いです」との補足が見られ、「花粉症」をきっかけに生まれる人同士の繋がりもあるのだな、と思わずホッコリしてしまう。
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■「地ビール」がウリの名店
なお「花粉症の店員しかいません」というフレーズを受け、「花粉症アベンジャーズ」とも呼ぶべき集団を連想した人もいるかと思うが、同店は夫婦2人で経営してる個人商店とのこと。
元々は店舗のことを知っている常連客に、洒落をきかせたメッセージを発信しよう…としたところ、予想を遥かに上回るバズりとなったのだ。
ユーモアあふれる張り紙で話題となった山岡酒店の主力商品は、国産地ビールの数々。「店頭での瓶や缶の種類は常時250種類くらいあり、限定品などは頻繁に入れ替わっており、国産地ビールに関しては全国屈指の品揃えです」と、頼もしいコメントも寄せられている。
確かに、くしゃみや鼻詰まり、鼻声などは見ていたり聞いていたりして、あまり愉快な存在でない。しかし、多くの人にとって「不可抗力」であることもまた事実なので、この時期は特に思いやりの気持ちを強く持ちたい。