福島出身・富田望生、3.11放送『Nスタ』ナレーターに “いのち”の物語伝える
11日午後2時放送『東日本大震災12年 Nスタ つなぐ、つながるSP “いのち”』では、富田望生が被災地の想いを未来につなげていく。
11日午後2時から放送される『東日本大震災12年 Nスタ つなぐ、つながるSP “いのち”』(TBS系)。福島県出身の俳優・富田望生がナレーターに決定した。
■被災地の想いを未来につなげていく
福島県いわき市出身の富田は小学5年生のときに被災。地震発生時は校内の廊下にいたが、激しい揺れで教室の机の下に隠れた。同居していた曾祖母が倒れた建物や家具の下敷きになっていないか心配になり、その場で泣き出してしまったという。
自宅は津波の被害を免れ曾祖母も無事だったが、2人で強い余震に怯えながら停電のため真っ暗な部屋で一夜を過ごした。翌日、福島第一原子力発電所で爆発が起きたことを知り、子ども心にとにかく大変なことが起きたと感じたという。
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■人生を変えた震災への想い
その後、震災の影響で親族と共に東京へ移住。地元の友人と離れ離れになり前向きになれない日々が続く中、自分を変えるきっかけになればと俳優を目指すことになった。
今回、自らの人生を変えた震災への想いをナレーションに込めて“いのち”の物語を伝えていく。
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■注目を浴びる若手俳優
富田は、2000年2月25日生まれ。2015年に『ソロモンの偽証』で映画デビューを果たす。
2018年にNetflixで配信開始されたドラマ『宇宙を駆けるよだか』に出演。同ドラマで1人2役を演じた富田の演技力は絶賛され「若き名バイプレーヤー」と称された。
映画『チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』などに出演するほか、ドラマ・CMへの出演も相次いでいる若手俳優だ。
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■震災への想いを込めて
富田からコメントが届いている。
富田:このたび、ナレーターを担当させていただくことになりました。故郷と向き合う皆様と、歩幅を合わせて大切に読ませていただきます。
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(文/Sirabee 編集部・ほさかちよこ)