侍ジャパン・ヌートバー選手が「空気を変えた」 落合博満氏が活躍を称賛
落合博満氏がWBC1次リーグで活躍のヌートバー選手を称賛。準々決勝イタリア戦には警鐘も。
14日、元中日ドラゴンズ監督の落合博満氏が自身のYouTubeチャンネル「落合博満のオレ流チャンネル」で、WBC日本代表のラーズ・ヌートバー選手を称賛した。
■落合氏がWBCを語る
東京ドームで開催されたWBCの1次リーグに落合氏は「お客さんがあれほど入るとは思ってなかったしね。お客さんが盛り上げてくれてるっていうことはあるんだろうと思います」と語る。
そして大谷翔平選手がオーストラリア戦で放った特大ホームランについては「なんと申しましょうか。ナゴヤドームの練習で最上階に打ったってことは、東京ドームでもっと行ってもおかしくはないってことですよ」と指摘した。
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■ヌートバー選手がすべてを変えた
野手陣のバッティングを質問されると「すべての空気を変えたのは、あのヌートバーの中国戦の第1打席でしょう。国際大会ということで、どういうふうに転ぶかなっていうところで、初球でセンター前に打って」と語る。
続けて「あの持ち前の明るさだよね。あれでベンチが1つになったって、そんな感じの。国民性でしょうけどもね。初球を打ったことで、2番3番4番をストレートのフォアボールで押し出しでっていうような、先取点の取り方。あの1点は大きかったと思うけどね」とコメントした。
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■準々決勝は「なめたら痛い目に」
準々決勝で日本が対戦するイタリア代表について落合氏は「格下のチームであることは事実なんだけども、Aグループで最終的にね、オランダに勝ってきて。得失点かなにかで、勝ち上がってきたところなんで」と話す。
続けて「ただ野球というのは、1番スポーツのなかで番狂わせが多いんでね。まして、イタリアって野球の歴史は古いんだよ。俺が25のときに世界大会があったのはイタリアだからね。イタリアで世界大会があったくらいだから。そのころから比べれば、力はついてきたんだろうと思うけども」と振り返る。
さらに「一発勝負の怖さというのは、あるからね。大谷が先発するんだろうとは思うけども、なめてかかったら痛い目にあいますよ」と警鐘を鳴らしていた。