吉野家の正式名、予想外な勘違いに衝撃走る たった「1文字」違うだけで…

牛丼チェーンの代名詞的存在である吉野家。じつは日本人の6%が、こちらの名前を「誤解」していると判明したのだ。

2023/03/17 11:15

吉野家

単語を覚える上では「読み」と「書き」のどちらも重要。日本語は「書き」の分野に「漢字」という要素が加わるため、「読めるが漢字では書けない」といったケースも起こり得る。

今回は、日本を代表するあの「牛丼チェーン」の、漢字表記に関する意識調査を探ってみたい。

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■「家」と「屋」は混同しやすい?

「牛丼チェーン」と聞くと、やはり吉野家(※吉は「土」に「口」)・松屋・すき家のいずれかを、真っ先に連想することだろう。

いずれのチェーンも「〜や」という名前を冠しているのが共通だが、吉野家とすき家は「家」の字、松屋は「屋」の字を使用している点が異なる。

前出の通り、いずれも「読み」の音は共通であるため、意外と漢字表記を混同している人物もいるのでは…。そこで今回は全国の10〜60代の男女1,000名を対象とし、吉野家の「漢字表記」に関するアンケートを調査を実施することに。


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■誤答「吉野屋」の割合は…

今回の調査では正解の「吉野家」と、引っかけ選択肢の「吉野屋」を交えて「『よしのや』の漢字表記はどちら?」という設問を用意。回答結果を見ると、じつに全体の93.6%が「吉野家」と、正しい回答を導き出していたことが判明したのだ。

吉野家グラフ

なお世代ごとの回答を見ると、若い世代ほど「吉野屋」表記に引っ掛かっている傾向が明らかに。30代以降の世代ではいずれも「吉野屋」回答は1割未満だが、10〜20代は唯一の「1割超え」世代となっている。

吉野家グラフ

なお、記者もここまでの文章を作成している間に何度も「吉野家」と「吉野屋」を入力しているため、どちらが正しいのか徐々に自信が持てなくなってきたのだった…。


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■吉野家の回答に思わず感動

そこで今回は「屋」でなく「家」の字を使用した経緯と合わせ、「吉野家」の名前について「株式会社吉野家」に詳しい話を聞いてみることに。

名前の由来について、担当者は「1899年(明治32年)に、東京の日本橋で吉野家は誕生しました。創業者の松田栄吉は大阪出身で、奈良の吉野の綺麗な桜が大好きであったことから、吉野を懐かしんで屋号に採用しました」と説明している。なお、9割以上もの人々が「吉野家」と正しく認識していた事実には驚いていた様子。

「今回のお問い合わせをきっかけに、複数の社員に屋号の名称由来を尋ねたところ、正しく回答する者もあれば、『日常食を提供しており、お客様に自身の“家”のようにくつろいで食事をとってほしい。だから吉野“家”』と話す者もいました」と振り返っていたのが、じつに印象的であった。

担当者はこちらのエピソードを交えつつ、「全国に約1,200店舗ある吉野家で、皆様にご自身のお家のようにくつろいだ時間をお過ごし頂けるよう尽力してまいります。是非気軽にご来店ください。皆様のお越しをお待ちしております」との、なんとも粋なメッセージを寄せている。

吉野家

残念ながら「家」の字を採用した正確な背景は明らかにならなかった。しかし、吉野家が社名の漢字とその本質に真っ直ぐ向き合っている事実が、改めて感じられた思いだ。

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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2023年1月27日~2023年1月30日
対象:全国10代~60代男女1,000名 (有効回答数)

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