マルチ商法に勧誘された経験は? カルト宗教より多く男性にも…
周囲の人間関係を壊すケースもあることから、しばしばカルト宗教とも比較されるマルチ商法。あなたは勧誘された経験あり?
それ自体は現状は違法ではないが、違法なねずみ講(無限連鎖講)に近い場合もあることからしばしば問題視されるマルチ商法。
正式には、連鎖販売取引といい、加入者が新規販売者(購入者)を勧誘し、組織と販売を連続して拡大していく手法だ。
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■カルト宗教と比較されることも
英語のマルチレベルマーケティングを略して一般的呼ばれるのが、「マルチ商法」。カルト宗教などと同じく、まず最初にターゲットとなる家族や周囲の人間関係を壊すことでも社会問題化することがある。
カルト宗教については、31.2%が「勧誘を受けた経験がある」ことが判明しているが、それと比べてマルチ商法はどれくらい身近なものなのだろうか。
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■5割弱が勧誘経験あり
Sirabee編集部が、全国10〜60代男女1,000名を対象に調査したところ、全体の46.2%が「マルチ商法に勧誘された経験がある」と回答。意外にも5割に迫った。
カルト宗教勧誘経験者の1.5倍を超えており、日頃、宗教的なものにはやや縁遠い日本人にも、かなり身近な存在であることがわかる。
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■意外にも男性に目立つ
マルチ商法というと、化粧品や健康食品、洗剤や家庭用品など日用品が多い印象もあるが、どんな人たちが誘われているのだろうか。男女年代別で見てみると…。
今回の調査では、全ての世代で男性が女性を上回った。経験率のため、年代が高いほど割合が上がる傾向はあるものの、最も経験率が高かったのは50代男性で55.6%。40代男性が53.5%で続く。女性も50代、40代の順で割合が高くなっている。
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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト)
対象:全国10代~60代男女1,000名(有効回答数)