侍ジャパン優勝後、ヌートバーが栗山英樹監督に伝えた「アイラブユー」　じつは最高な伏線回収だった

日本代表が14年ぶりの世界一に輝いたワールド・ベースボール・クラシック（WBC）が22日に全試合を終了。優勝決定後、日本人母を持つ侍ジャパンのヌートバー選手が栗山英樹監督にかけた「I love you！」という言葉がネットで話題を呼んでいる。

■貴重な打点

大物メジャーリーガーを引き連れ「最強軍団」と名高かったアメリカ相手に2対3の僅差で勝利をもぎとった侍ジャパン。その大接戦で一時は勝ち越し点となる2点目を上げたのが2回裏、ヌートバー選手のバッティングだった。

それはボテボテのファーストゴロながら、3塁走者をホームインさせる魂のこもったバッティングで、侍ジャパンの一員としてチームに大きく貢献した。

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■「I love you……I love you！」

その後両者1点ずつを加え、2対3でリードした最終回はDHを解除した大谷翔平投手がマウンドに。打者3人で締め、歓喜の胴上げとなったが、中継でファンが注目したのはその後映し出された栗山監督とヌートバー選手の会話。

「I love you……I love you！」とヌートバー選手がハグを求めて近づくと、「本当にありがとうね、たっちゃん（ヌートバー選手の愛称）！ 本当にありがとう！」と栗山監督もギュッと腕で包んだ。その後ヌートバー選手は目元を抑えるようなしぐさ。優勝の味を何度も噛み締めているようにも見えた。

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■3ヶ月前の会見に伏線が？

この「アイラブユー」という言葉。異国の地に住む自分を招聘し、チームの切り込み隊長として重用してくれたボスへの感謝ということは間違いないが、じつは栗山監督も同じ言葉を掛けたことがある。

それが1月11日に実施された侍ジャパンの緊急記者会見。この時は、侍ジャパン初の日系人メジャーリーガーとしてヌートバー選手を選出したという事柄が発表のメインで、出場交渉の“口説き文句”として栗山監督は「アイラブユー。それは冗談ですけど…」と記者に明かしていた。

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■「2人とも人柄が良すぎる」

監督のジョークをヌートバー選手が当時聞いたかは定かではないが、3ヶ月後に世界一を決め同じ言葉を返すことになるとは本人もきっと予想していなかったことだろう。

そんな今回のステキすぎる“伏線回収”劇。ネットでは「栗山さんへのアイラブユーがかっこよすぎる」「連呼しててかわいい」「2人とも人柄が良すぎる」と称賛の声が上がり続けている。

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（文／Sirabee 編集部・キモカメコ 佐藤）