「スパゲッティ人気ランキング」が判明 カルボナーラを超えた第1位は…
最新版「好きなスパゲッティランキング」を発表。あなたが好きなのは何位に入っているだろうか?
イタリア料理の中でも、とくに日本人になじみ深いスパゲッティ。イタリア風の本格的なものだけでなく、たらこやナポリタンなど、日本生まれの味付けも広く愛されている。
学校給食から家庭の味、専門店やイタリアンレストランなどさまざまな場所で味わえるスパゲッティだが、日本人にはどんな種類のものが愛されているのだろうか。
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■第5位:ナポリタン
Sirabee編集部が、3月3〜6日にかけて全国10〜60代男女を対象に「最も好きなスパゲッティ」について調査したところ、122票を集めて5位にランクインしたのは、ナポリタン。
その名に反してイタリア南部の都市・ナポリには存在せず、日本生まれであることも有名。生みの親は、横浜・山下公園の目の前にあるホテルニューグランドで2代目総料理長を務めた入江茂忠氏。
戦後、ホテルが米軍に接収されていた際、米兵たちが食べていたケチャップで和えたスパゲッティを参考に、ホテルらしい新メニューとして完成した。今や、全国の家庭やカフェ、喫茶店などで愛される懐かしの美味しさだ。
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■第4位:たらこ
4位は、こちらも日本生まれのたらこスパゲッティ。ナポリタンと僅差の124票を集めた。1960年代、東京・渋谷にあるスパゲッティ専門店『壁の穴』で誕生したたらこスパゲッティ。
もともとは創業者の成松孝安氏がキャビアで考案したレシピだったが、より安価に手に入るたらこにアレンジして全国に広まった。トッピングで海苔や納豆をのせるレシピも人気だ。
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■第3位:ペペロンチーノ
3位のペペロンチーノは、154票。正式名称の「アーリオ・オーリオ・エ・ペペロンチーノ」は、イタリア語でニンニクとオリーブオイルと唐辛子のパスタを意味する。
いわゆるオイル系パスタソースの基本で、日本ではベーコンやほうれん草、きのこなどを加えたアレンジを出す店も多い。国内に拡がったのはそれほど古くなく、1990年代の「イタ飯ブーム」もひとつのきっかけになったと思われる。
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■第2位:カルボナーラ
今回の調査で2位に入ったのは、232票でカルボナーラ。まろやかでこってりしたソースが万人受けする美味しさだ。本場・イタリアでは、もともとはローマの郷土料理。
日本ではベーコンを使うことが多いが、本来は豚の頬肉を塩漬けしたグアンチャーレかバラ肉の塩漬け・パンチェッタを使う。
また、チーズはパルメジャーノ・レッジャーノではなく、ローマ特産の羊のチーズ、ペコリーノ・ロマーノを使うのがローマ流。日本のレシピでは生クリームを使うものもよく見かけるが、材料が手に入った際はぜひ本場のレシピにもトライしたい。
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■第1位:ミートソース
今回の調査で、342票と全体の1/3を超える圧倒的な得票だったのは、古くから幅広い年代に愛されてきたミートソース。学校給食でも定番の人気メニューだ。
イタリアではボローニャ地方の伝統料理で、イタリア語では「ラグー・アラ・ボロネーゼ(ボローニャ風煮込み)」が正式名称。
玉ねぎ、にんじん、セロリなどを細かく刻んでよく炒め、ひき肉を加えてじっくり煮込むソースは、じつは意外と時間と手間がかかる料理のひとつだ。
■女性は人気が分散
ちなみに、今回の調査では男女でバラつきも見られる。男性はミートソース→ペペロンチーノ→カルボナーラ→ナポリタンの順だったのに対して、女性は1位は同じくミートソースだが、2位は僅差でカルボナーラ。
3位はたらこで、4位がペペロンチーノとなっている。女性の場合は、ジェノベーゼ(バジルソース)やペスカトーレ(トマトソースの海鮮スパゲッティ)といった本格的なパスタにも人気が分散している。
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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト)
対象:全国10代~60代男女1,000名(有効回答数)