ジャニーズJr.「22歳定年制」スタートで… 関係者は“黄金期”の再来に期待
31日から、ジャニーズJr.に「22歳定年制」が設けられる。この制度は、今後のジャニーズの成長につながる可能性を秘めていて…。
本日、3月31日からジャニーズJr.の「22歳定年制度」がスタートする。22歳でJr.としての活動を終える人も出るということだ。
この制度によって、ジャニーズはかつての「黄金期」を取り戻す可能性を秘めていて…。
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■「22歳定年制」とは…
ジャニーズJr.は、ジャニーズ事務所に所属する研修生のような存在。ダンスレッスンや先輩のコンサートのバックダンサー等をして経験を積みながら、CDデビューを目指す。
Jr.の年齢は、これまでは年齢制限がなかったこともあり、下は小学生から上は30歳近い人まで幅広かった。彼らの中には、デビューを目指すものの、辞めるタイミングを失い、年齢を重ねた人もいる。
この度、導入される「22歳定年制」は、そうしたJr.の将来を見据える機会となる。本日から、満22歳になって最初の3月末を迎えるまでにタレントと事務所が話し合い、活動継続について合意に至らない場合はJr.としての活動を終了するというもの。
Jr.にとっては、22歳になったら、今後もジャニーズとして活動するのか、事務所を辞めて一般企業に勤めるか等選択できるということだ。
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■22歳は再スタートの好機に
現在、Jr.は東京と大阪で活動しており、200人以上いると言われている。彼らはCDデビューを目指し、日夜汗を流している。
ある芸能事務所関係者は、今回導入された「定年制」はJr.が将来を考える機会になると話す。
「22歳は、大学を卒業した新卒の学生が一般企業に就職する年ですし、20代前半であれば他の事務所に移籍することも可能です。ジャニーズを辞めて、会社員になるにせよ、芸能活動を続けるにせよ、いい再スタートを切れると思いますよ」(芸能事務所関係者)。
誤解のないよう記しておくと、22歳になったJr.を全員“クビ”にするわけではない。あくまで、Jr.と事務所が話し合った上で、今後もジャニーズに残るか決めるということだ。
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■「黄金期」の再来に期待する声
前出の芸能事務所関係者は、今回の制度には「若返り」の狙いもあるのではないかと推察する。
「SMAPや嵐、NEWSのように、10代でデビューするJr.を増やそうとしているように思えます。特に、1990年代は、滝沢秀明さんや嵐を筆頭に、10代でテレビや舞台で活躍し、デビューするといういい流れがあったんです。当時と比べると、ここ数年デビューするグループの中には20代後半の人も見受けられました。もちろん、それが悪いことではありませんが、今一度90年代の“Jr.黄金期”に立ち返ろうとしているのではないでしょうか」(前出・芸能事務所関係者)。
22歳というタイミングがあることで、Jr.内でも『10代のうちにデビューしてやる』と、より強い思いで仕事に臨むようになるかもしれない。
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■新制度には「課題」も
ただ、「22歳定年制」にはこんな課題もあるようで…。「風間俊介さんや生田斗真さんは長らくJr.として活動し、デビューには至りませんでしたが、2人共俳優として活躍しています。22歳を迎えた時に、そうした可能性のある人材を見抜くことができるかが重要になります」(前出・芸能事務所関係者)。
ジャニーズ事務所は、昨年11月にこれまでJr.の育成を担当していた滝沢氏が退社し、井ノ原快彦が彼らのプロデュースを担っていくと発表した。井ノ原による新体制の下、今回導入された制度によって、Jr.たちが輝かしい未来を歩くことを期待したい。
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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)