日本人の約4割、バーモントカレー「正式名」誤解していた 60年前に驚きの秘密が…
日本人の国民食と呼んでも過言ではないカレー。しかし、日本人の35%が「バーモントカレー」の正式名を誤解していると判明し…。
胸を張って日本の「国民食」と言える存在のカレー。数多くのレトルトカレーや、ルウカレーの商品が愛されている事例を鑑みると、その人気は明白だろう。
しかしじつは、ハウス食品の「あの大ヒット商品」の名称を、決して少なくない人々が誤解していると判明したのだ…。
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■「バーモンド」と言いたくなる…
今回注目したいのは、日本人ならば誰もが一度は食べた経験があるであろう「バーモントカレー」の名前について。
前出の表記を見て「ん…?」と、首を傾げた人も少なくないのでは。じつは記者もつい先日、同商品の新CMが話題となり、ツイッターにて「バーモントカレー」がトレンド入りを果たした際に「『バーモンド』じゃなかったのか!」と、大いに衝撃を受けた身である。
/#バーモントカレー
新CMに櫻井翔さんが登場!
\“VERMONT”キッチンカーに集まる方々の笑顔がつながっていく様子をお楽しみください♪#バーモントカレー60周年#次の笑顔をつくりに行こう
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— ハウス食品グループ (@housefoods_now) March 3, 2023
実際、ツイッターにて「バーモンドカレー」で検索してみると、誤りに気づかず「バーモンドカレー」表記を使用するユーザーのツイートが続出。
そこで今回は「バーモントカレー」の正式名について、全国の10〜60代の男女1,000名を対象としたアンケート調査を実施することに…。
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■「バーモンド」勢力の割合に驚き…!
今回の調査では「ハウス食品の『人気ルウカレー』の名前は?」という設問に対し、「バーモントカレー」と「バーモンドカレー」の2択を用意。調査の結果、正答となる「バーモントカレー」を選択したのは、全体の64.4%と判明したのだ。
残る35.6%は誤答の「バーモンドカレー」を選択したワケで、同商品の人気度を考慮すると、決して少なくない人々が勘違いしていると捉えて良いだろう。
なお、年代別の回答を見ると、若年層ほど商品名を誤解している傾向があり、10〜20代は過半数の57.3%、30代は45.0%が「バーモンドカレー」を選択していた。
一方、40代以降の世代は正しい「バーモントカレー」の回答率が高く、ジェネレーションギャップを感じさせる結果となっている。
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■「バーモント」の名前の由来は…
なお、ハウス食品の「ブランドサイト」では、バーモントカレーの名前の由来は米国・バーモント州にあると説明している。
当初は「フルーツカレー」の開発名で進めていたが、アメリカ東部にある長寿で有名なバーモント州に伝わる民間療法 「バーモント健康法」が当時話題となっており、こちらに因んで「バーモントカレー」と命名したそうだ。
「フルーツカレー」も悪くはないのだが…やはり「バーモントカレー」の方が、パンチの効いている印象を受ける。
ちなみに、前出の民間療法はリンゴ酢とハチミツを使用したもので、リンゴとハチミツの風味が決め手の「バーモントカレー」が名前にインスパイアを受けたというのも、納得であった。
今年9月に発売60周年を迎える、大ヒット商品のバーモントカレー。「バーモンド」と誤解していた人は、今日からしれっと「バーモント」に呼び方を改めてみてほしい。
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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)
対象:全国10代~60代男女1,000名 (有効回答数)