作家・畑正憲さん死去で悲しみの声溢れる 「ムツゴロウ動物王国」で人気
「ムツゴロウ」の愛称で親しまれた作家の畑正憲さんの死去が報じられ、ネット上には悲しみの声が広がっている。
動物との交流を描く番組などに多数出演して「ムツゴロウ」の愛称で親しまれた動物研究家、作家の畑正憲さんが5日、心筋梗塞のため死去したことが6日、一斉に報じられた。87歳だった。畑さんの訃報を受け、インターネット上では関連のワードがトレンド入りするなど悲しみの声が広がった。
■北海道で「ムツゴロウ動物王国」を開園
畑さんは東京大学理学部を卒業後、同大学院を経て、学研映画局に入社。学習映画の製作に携わり、1967年に作家デビュー。動物に関する著書を発表してノンフィクション作家として活動する。
その後北海道に移住して1972年に「ムツゴロウ動物王国」を開園し、多くの動物を飼育しながら、動物にまつわるエッセイなどを多数出版した。
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■テレビ番組で人気に
1980年から21年間放送された『ムツゴロウとゆかいな仲間たち』(フジテレビ系)などのテレビ番組に出演して人気を博し、86年には映画『子猫物語』で監督を務めた。
報道では、畑さんは2017年に心筋梗塞を発症し、その後は入退院を繰り返しながら自宅療養していたが、きのう5日に容体が急変し、搬送先の病院で息を引き取ったと伝えられた。
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■「天国でも動物に」悼む声
畑さんの訃報を受け、ツイッターでは「ムツゴロウさん」「動物王国」などのワードがトレンド入り。
ネットユーザーからは「動物のために人生の大半を捧げた偉大な人」「正直どんな野生動物よりもムツゴロウさんの生きざまが一番面白かった気がします。それぐらい破天荒な人だったんですよね」「めちゃくちゃ悲しいけど天国でも動物たちに囲まれてわちゃわちゃされるんだろうなあ」と悼む声があがった。
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■影響を受けた人も
また、その生き様や著作、番組などの影響を受けた人も多く、「私の動物好きの原点を作った人」「小学生の頃、ムツゴロウさんの本読んで、大学で生物の勉強しようと思ったんだよね…」「ムツゴロウさんの影響で動物好きになった子供はたくさんいたと思います」との声も。
中には「小学生のときに手紙を出したことがあります。『働きたい』と。お返事は、『しっかり勉強してね』と書かれていた」と思い出を振り返る人も見受けられた。
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(文/Sirabee 編集部・しばたけろこ)