里崎智也、現役時代の“死球サイン”告白 「次の回のあいつ絶対当てろ」
チーム内では「デンジャラスサイン」と呼ばれていて、里崎智也氏は「なめられたら終わりですから」と話す。
元千葉ロッテマリーンズの捕手で野球解説者の里崎智也氏が8日放送の『ジャンクSPORTS』(フジテレビ系)に出演。死球のサインがあったことを明かした。
■2軍落ちの懲罰も
この日は「スポーツ遺産 昭和のプロ野球編」と題し、元プロ野球選手たちが遺産とも呼べる当時の逸話を披露することに。北海道日本ハムファイターズの投手だった岩本勉氏は「『当てろ!』のサイン」に言及。
「今や報復のデッドボールとか許されない時代です。でも、かつては激しかった。僕らは名残があった時代を過ごしてる。『厳しいとこいけ』じゃなく『1発いっとけ』と。そのサインで当てられなかったら『お前みたいなチキンハートは使えない』って2軍に落とされるくらいの懲罰が待ってる」と指示通り死球を与えたことが1度だけあると告白した。
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■サイン出した経験あり
サインを出す立場の里崎氏も「もちろんありますよ。バンバン出しますよ」と、その存在を認める。チーム内では「デンジャラスサイン」と呼んでいたという。
「なめられたら終わりですからね。あとは、もうベンチで言っときます。『次の回のあいつ、絶対当てろ』って」と現役時代の強気のリードを振り返った。
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■横浜では通称「A投球」
デンジャラスサインだったロッテの一方で、横浜大洋ホエールズ(現・ 横浜DeNAベイスターズ)では「A投球って呼んでました」と谷繁元信氏。Aは「ATERO(当てろ)」の頭文字と推測する。
しかし、バッテリーを組んでいた佐々木主浩氏は手を横に振り「AGGRESSIVE」から来ていると訂正。谷繁氏は「Aだから、てっきり当てろ投球かと思った」と照れ笑いした。
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■視聴者驚き「怖」
出演者のほとんどが「当てろ」のサインが実在していたことを明かし、視聴者は驚き。
インターネット上には「当てろってデッドボールのサインがあったの 怖」「やっぱ当てろのサインあるんやなー!! そうなると打者もキレるわな…明らかに当てに来た投球とかあるもんな」などの反響が見受けられた。
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(文/Sirabee 編集部・荒井どんぐり)