中田翔が「なぜ打てるのか」を高木豊氏が解説 ネットでは負傷交代に心配の声も
中田翔の好調の理由について高木豊氏が解説。ファンからは、きょう4日の試合での負傷交代に心配の声も寄せられている。
元プロ野球選手で野球解説者の高木豊氏が4日、公式YouTubeチャンネル『高木豊 Takagi Yutaka』を更新。読売ジャイアンツ・中田翔選手の好調ぶりについて分析している。
■本塁打より「打点じゃないかな」
中田選手は2021年に北海道日本ハムファイターズから巨人に移籍。今シーズンはこれまで打率2割9分4厘、15打点でリーグトップの7本塁打を放つなど好調ぶりを示している。
高木氏は、中田選手から聞いた話として、日本ハム時代は他にホームランバッターがいなかったため、「自分がホームランを打たないと勝てないと思ってた。だからあれだけ振ったりだとかいろいろしました、と…」と明かす。
しかし、巨人では他にも長距離打者がいるため「そんなに打つ必要もないじゃないか。それよりも打点じゃないかな」と考えるようになったという。
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■「余裕を生んでる」と強調
「それから何をしたかっていうと、バットを短く持った。『何で短く持ったの?』って言ったら、『そのほうが操作性がいい』と。短く持つことによって(ホームランが)減るのは全然構わない。だけどランナーがいるときにその操作性を活かせる」と説明。
日本ハム時代には左方向に打つことを意識していたが、巨人では右方向へ打つことも「全然考えています」と話しており、高木氏は「広角に打とうとする気持ちが余裕を生んでる」と強調した。
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■「取り上げられ方が違う」
また、4番の岡本和真選手の後に打席に入ることに「岡本と攻められ方が似てる部分があって、前に岡本みたいなのがいるというのがプラスにもなってる。日本ハム時代は(前の打者が)コンちゃん(近藤健介選手)とかだったから、攻められ方が全く違う。岡本が前を打ってくれていることが、少し(相手ピッチャーの)種明かしにはなる」とも。
さらに、巨人はマスコミやファンの注目度も高いことから「気持ちは変わらなくても、取り上げられ方が違うから、(ヒットやホームランが)より価値のあるものにはなってきてる。やりがいのある目立つところに入ったからね」と話す。「その代わりヘタうつと大変だよね。叩かれまくるからね」と苦笑していた。
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■負傷交代に心配の声も
高木氏の解説に、ファンからは「今まで結果を残してきてもムラがあって、まだまだ伸びしろが感じられる選手というか、何かのきっかけでもうひと伸びあればと期待していました」「のびのび打ててるなら結果巨人に来て正解だったな」「豊さんから褒めてもらえて涙が出るくらいうれしいです」といったコメントが寄せられた。
ただ、中田選手はきょう4日の東京ヤクルトスワローズとの試合でヒットを打った際、走塁中にアクシデントに見舞われ、自力で歩くことができずに負傷交代。「巨人の5番が…(泣)」「離脱は痛い。早期復帰たのむ」「軽傷だとよいですが…」と心配の声もあがっている。