岩谷麻優、棚橋弘至から伝授されたIWGP女子王座へ強い想い 「世界にこのベルトを…」
メルセデス・モネからIWGP女子王座を奪取した岩谷麻優。“スターダムのアイコン”として活躍する彼女の今後は…。
ブシロード傘下の女子プロレス団体スターダム4.23神奈川・横浜アリーナ大会でメルセデス・モネを破り、第3代IWGP女子王者となった“スターダムのアイコン”岩谷麻優。
これまでスターダムが管轄しているベルトの数々を巻いて団体の顔として引っ張って来た。立ち位置は新日本プロレスの棚橋弘至ととても似ている。
■KAIRIに敗れ初代王者の座を逃す
昨年の11.20東京・有明アリーナ大会は新日本とスターダムの初となる合同興行として行われたが、棚橋とタッグを結成するかと思われた岩谷は初代IWGP女子王座決定トーナメントに出場し、決勝まで進出したため、夢のタッグは実現せず。
しかしメインイベントは、新日本の試合や男女ミクスドマッチではなく、KAIRIとの王座決定戦が組まれた。
7,000人のファンの内、多くを占める新日本のファンを岩谷とKAIRIは魅了したが、この試合で岩谷は後輩のKAIRIに敗れ初代王者の座を逃してしまう。余程悔しかったのだろう。試合後の岩谷はノーコメント。
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■棚橋からのアドバイス
有明大会に向けて棚橋は岩谷にアドバイスを贈っている。
棚橋は「歴史あるベルトのいい部分をうまく利用して、IWGP女子っていう部分で対世間だったりとか、対他団体だったりとか、インターナショナルなので、アメリカだったり世界中の選手に対して『IWGPの女子王座が出来たよ』ってことを大いにアピールして、是非チャンピオンになっていただいて。IWGPの女子のベルトを自分が持ってる今のベルトと競わせれば良いんじゃないかなって思います」とアドバイス。
「IWGPってのは歴史もあって、IWGPって聞くと色んな名選手の顔が浮かんできますけども、批判から入るのではなく、まずやってみる。そしてそこに広がりがあると僕は感じられると思うし。ただやる前にとやかく言うよりも、まずやってみて、そっからまた良い部分・悪い部分っていうのは必ず出てきますので、そういった部分を選手、団体の努力でいい方向へ向けていけば良いと思います」と当時ファンの間で賛否を呼んでいたIWGP女子王座に対する持論を岩谷に伝えていた。
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■「IWGP女子王座が欲しい」
この棚橋のアドバイスを聞いた岩谷は「IWGP女子王座が欲しい」という気持ちがさらに強くなった。
初代王者にはなれなかったが、挑戦する隙を狙っていた岩谷は、KAIRIから王座を奪取したモネが新日本4.8東京・両国国技館大会に乗り込み挑戦表明。
サーシャ・バンクスのリングネームでWWEのスーパースターだったモネを破れば配信で見ている世界中のプロレスファンにアピール出来るだけに、今回は絶対に負けられない試合だったが、試合では初対戦のモネを相手に好勝負を繰り広げた上、二段式ドラゴンスープレックスで3カウントが入り、悲願のタイトルを奪取。