岩谷麻優、棚橋弘至から伝授されたIWGP女子王座へ強い想い 「世界にこのベルトを…」
メルセデス・モネからIWGP女子王座を奪取した岩谷麻優。“スターダムのアイコン”として活躍する彼女の今後は…。
■モネに感謝
試合後、岩谷は「IWGPのベルト取りました!ホントにホントに、メチャクチャ、メチャクチャ、ムカついた、モネ。ホントに、ホントに、チャンピオンがモネでよかった。モネからこのベルトを取れて、ホントによかった。自分のいまのアイコン、このアイコンっていうただの肩書きにすがってるまんまじゃダメなんだなって、試合をしてホントに自分の心が引き締まったし、何より本気にさせてくれてありがとう」とモネに感謝の意を述べた。
「今、麻優が勝ったからこんなにありがとうって言葉が出てくるのかもしれないし、負けてたらあのヤローって、クソーって思ってただけかもしれないけど、本気にさせてくれたおかげで、今、岩谷麻優のもとにこのIWGPのベルトがやってきた。これから岩谷麻優は日本だけじゃなく世界にこのベルトを持っていきたいし、世界に羽ばたいていきます。第3代IWGP女子王者、岩谷麻優から目を離さないでください」と興奮しながら目を輝かせていた。
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■女子王座の存在感
現時点で次期防衛戦は決まってないが、IWGP女子王座を狙う動きは国内外問わず多い。スターダムだけじゃなく新日本や新日本のアメリカ大会で試合が出来るのも魅力なのだろう。
また横浜アリーナ大会ではセミファイナルで組まれたことから、赤いベルトと白いベルトの中間に位置しているタイトルと捉える考えもあるが、今は“別枠”と考えるのがいいかもしれない。
だが今回岩谷が巻いたことにより、IWGP女子王座の存在感が増すのは間違いない。
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■著者プロフィール
どら増田:1973年神奈川県横浜市出身。幼い頃に初代タイガーマスクに衝撃を受けてからプロレスや格闘技を見続けている。同じく幼い頃から見ていたプロ野球は紆余曲折を経て2010年からオリックス・バファローズを応援。
音楽やエンタメ、グルメなどのイベントプロデュースの仕事をしていたが、2014年からスポーツライターの道へ。
横浜在住にもかかわらず京セラドーム大阪を中心にオリックスを現場取材する傍ら、新日本プロレスやスターダム、RIZINなどプロレス・格闘技の現場取材をしつつ多媒体で執筆している。
2018年にはスカイAで放送されたオリックス山本由伸と当時はキックボクサーだった那須川天心の神童対談実現に尽力した。ペンネームの由来はレジェンドレスラー藤波辰爾のドラゴンから来ており、取材を通じて藤波本人から公認を貰っている。
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(取材・文/Sirabee 編集部・どら増田)