『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』冒頭1時間レビュー、前作プレイ勢がグッとくる演出がスゴい 最序盤ですでに高いハードルを越えてきた…
『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』が発売開始。さっそく冒頭1時間をプレイしてみた記者がネタバレなしでレビューしていくぞ。
18日からNintendo Switch用ソフト『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』が発売開始。今回は、同作の冒頭1時間をプレイした記者が、なるべくネタバレなしで最速レビューをしていく。
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■『ブレワイ』の正統続編
『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』は、『ゼルダの伝説』シリーズの完全新作であり、『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の続編。様々なゲーム関連の賞を受賞した前作の正統続編ということもあり、ファンの間では大きな話題を呼んでいた。
今作でも「オープンワールド制」が採用されており、どうやってストーリーを攻略していくかはプレイヤー次第となっている。前作では「ハイラル王国」を舞台に大地を駆け回り、ラスボス「厄災ガノン」を倒すことで平和が訪れたが、今作の事前情報では「空」が舞台となっている模様。過去作に比べて大きく進化を遂げた同作ではどんな冒険ができるのだろうか…。
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■冒頭から没入感がヤバい
いざ、ゲームを起動するとそのままシームレスにストーリーが開始。冒頭からゼルダと共にハイラル城の地下を探索していく。ここで注目したいのは、リンクの状態だ。
というのも、このときのリンクの状態は前作『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』をクリアした人ならお馴染みの体力スタミナMAXかつ、退魔の剣・マスターソードを背負った状態なのだ。冒頭にこの演出があるからこそ、前作プレイヤーとしては「ブレワイから直接繋がった世界なんだ」と改めて実感させられる。
ネタバレ防止のため、これ以上の解説は止めておくが、かなり丁寧な導入となっており、それゆえのストーリーに深く没入できた印象だ。
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■前作を超える「自由度の高さ」
ちなみに、記者がプレイした冒頭1時間では、まだまだチュートリアルといった状態で、完全に自由に動くには計2〜3時間ほどかかると思われる。
その中でも、個人的に感心したのは同シリーズ特有の「パズル要素」だ。前作では「シーカーアイテム」と呼ばれる様々な能力を駆使して、祠に用意されたパズルを攻略する形となっていた。
前作では物を浮かすのに「マグネキャッチ」と呼ばれるマグネットを使用していたのだが、今作はリンクの右手で能力を使う「ウルトラハンド」がその役割を果たしている模様。ただ、今回の「ウルトラハンド」では物同士の接着も可能となっているため、より自由度の高いプレイングができるようになっていた。
個人的に『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』は、前作『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』が名作と言われ続けただけあって、プレイヤーに高いハードルを求められていると感じていたが、見事前作ありきのハードルの高さを超えた仕様になっていると言えるだろう。
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■老若男女楽しめる作品
システム面では、やはり基本はオートセーブ。もちろん、普通に設定画面からセーブ、ロードもできるため安心してプレイすることが可能だ。ジャイロ機能も使えるため、老若男女かまわず遊べるゲームになっていると言えるだろう。
ちなみに、冒頭1時間ではまだまだチュートリアルの真っ只中。おそらくチュートリアルを終えるまでに2〜3時間程度はかかるかもしれない。
これまでの『ゼルダの伝説』シリーズの良さを生かしつつ、さらなる進化を遂げた『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』。前作を遊んだ人はより楽しめそうだ。
(c)Nintendo
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(取材・文/Sirabee 編集部・北田力也)