飢えや怪我、病気、毒虫や原住民から生き延びろ! 熱帯雨林サバイバルゲーム『Green Hell』プレイレビュー
マルチプレイ可能な骨太サバイバルゲームの決定版。危険な生物のひしめく「緑の地獄」を味わってみた。
■初見殺しの罠の数々
ろくに装備も整わない状態で毒を受け、回復するには解毒作用のある植物を摂取するか、体力と引き換えに自然治癒を待つしかない。
特に発熱による脱水症状はすさまじく、たき火がないため川の水を直接飲んで乾きを癒やしたところ、食中毒からの嘔吐のコンボであっという間に記者の冒険は幕を閉じた。
一連の出来事はゲーム内時間にして1日にも満たず、実際に記者がアマゾンの密林に放り込まれたらこの程度しか生きられないだろうとも思ってしまった。
その後、気を取り直して始めた2周目では、食べられるキノコを覚えたり、ハウジングによる拠点作りをして平和な時間が過ぎていったのだが…。
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■頑張って作った拠点が…
しばらくすると、本作における大きな危険要素の一つである、プレイヤーに敵対的な原住民の「ワラハ族」が拠点に襲撃をかけてきたのだ。
我々は弓矢や木の槍で武装をしていたがちょうど離れて行動していたところを分断されてしまい、数時間かけて作った建築物の数々は、ものの5分で破壊されてしまった。
この時は「もう今日はこれ以上プレイする気力が起きない…」と大きなショックを受けたが、同時に「次は襲撃に負けない拠点を作ろう」とも考えてしまうのが不思議である。
そんな魅力のある本作『Green Hell』は、マルチプレイができるサバイバルジャンルに飢えている人、またはこれから密林で遭難する予定のある人にもオススメだ。
© 2020, Original version developed by Creepy Jar S. A. , Nintendo Switch version developed and published by Forever Entertainment S. A.
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(取材・文/Sirabee 編集部・びやじま)